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〜夏海サイド〜

そして、次の日も私はいつも通り学校に行った。

百合たちとはクラスが離れててなかなか会えないけど、メールでやり取りはしている。


それぞれ違うクラスだけど、いろんなクラスのエピソードが聞けて楽しい。

今の私はそれで何とか保っているようなもの・・・。


後、昨日の夜に私は気がついた─────


佐野の事が好きなんだって・・・。



自分でその気持ちに気付いた時は、どうしようも無いほど恥ずかしくなるけれど、その夜は何故かぐっすり眠れた。


嫌な夢も見ずに、深い眠りに・・・。





でもこうなると接し方が分からん。


普段どおりに出来てるか不安になる・・。



違和感を覚えたらお仕舞いだ・・。





・・・変わったなぁ、私。



急にそれが過ぎった。



毎日瑞希に相談しまくってたのに・・・。


自分で考えられるようになってたんだ。




高校２年生で変われた。



まぁ、再び百合たちに再会した頃から変わり果ててたんだけど・・・。




同じ人に恋をしたと気付いたその日─────



暖かみに包まれていた・・・。


【続く】

コメ待ってます♪


改めてですが、これからも宜しくお願いします　ｍ(＿　＿)ｍ


byてるてる522

〜夏海サイド〜

中学生だった頃───


両親が死んで、担任の先生にもいろいろ優しく言われた。

クラスに誰よりも優しくされて、『ひいき』されていた・・・というべき。


わたしとしては適当に同情してくれるよりは放っておいて欲しかった。


アンタに私の気持ちの何が分かる？

分かんない癖に、知った顔すんな！？


腹の奥底でこんな言葉がぐるぐる回ってた。



私は別にこんな事を望んでるんじゃない。



前と変わらずに接して欲しかった。


大人はおせっかい。　

何にも知らずに踏み込んでこようとする。


今の世の中、こんな奴に動かされている？！


そう考えたらゾッとする。



世界が滅び、何もかも失った時には遅い。　手の付け所が無い状態になっている？！


そんなのはゴメンだ！



何にも知らずに・・・。



だから私は引きこもった。


誰にも会わずに。　誰とも口を聞かずに・・・。



そんな日々から抜け出して、今は再び希望を捜し求めている。


【続く】

本編から大分それましたが・・・。

コメ待ってます！


byてるてる522

〜夏海サイド〜

それからクラスでは佐野雄太の時代が舞い降りてきた・・・。

クラスの女子達は佐野の事が好きらしい。


勿論、他の男子軍の目は冷たいのだが───

「佐野の奴、クラスの女子を掻っ攫いに来て・・・。　俺らに勝ち目は
　無いなぁ・・・。」

やはり男子軍もそれなりに弱っているらしい。


それは男子に留まらず・・・、私村田夏海も弱っていた。


クラスで、これと言った親しい女子はいない。


それに・・・私だって・・・・佐野の事・・・す・・・。




最後まで考えきるうちに赤面して恥ずかしがっていた。


クラスでも目立つ方じゃないし、疎いからなぁ。



正直キツイなこれ。　私はそう確信した。


中学の頃だって、クラスの三銃士の中の１番人気の奴を好きになった。

何れにせよ、ここでもそういう存在になるのだろうから───


そう思ったときに、私は対等な女子じゃない気がして・・・。


もっと相応しすぎる女子がいるのだよ、このクラスには。




こんな弱い自分を変えたいのだけれど、どうしたら───？


【続く】

最後まで観覧ありがとうございます！

この小説も参照１７００突破です！


本当の本当に有難うございます♪


嬉しすぎて泣きそうです　←ガチで。


これからもよろしくお願いします(＾ｖ＾)ノシ


byてるてる522