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〜瑞希サイド〜

クラス替えで話す機会も、一気に減るのはそんな珍しい事ではない。

自然の現象(？)であり、今までだって何度も経験してきた。


そんな中で夏海からメールが届いた時はやはり嬉しくって、胸が高まった。

チェックすると・・・

『ヤホヤホーー☆　夏海だよ(ゝｏ・♪*)ノシ

　最近メールして無くって、久しぶりに送る時はやけに緊張したよ。
　
　早速本題なんだけど・・・、私のクラスに佐野が引っ越してきて、
　久しぶりに話したらやっぱり良い奴だった。

　また相談乗ってくれないかな？　お願いします(＞人＜;)

　ざっくり過ぎたか・・。

　返信待ってます！

　　　　　　──＊夏海＊──』


夏海のクラスに佐野が引っ越してきたらしいという噂は知っていた。

初めて聞いたときは、それほど関心を持たなかったが、後から気付いて焦った。


・・・また一人で抱えてるのかと──



でもこうしてメールが送られてきたわけだ。

相手にならないわけには行かないだろッ！？


私は久しぶりに固く決心した。


【続く】

次は美佳サイドです！


byてるてる522

〜美佳サイド〜

その時、私はベットにねっ転がって、ケータイをいじっていた。

何もやる事がない訳じゃ無いが、何もやる気が出なかった。

こんなのは単なる言い訳にしか過ぎないのだけれど・・・。


相変わらず、メールの数は無し。

つまんないなぁ・・・・。


ここ最近はずっとダラダラ過ごしている気がする。


何をするのも『やる気待ち』で片付けていた。


学校に行けば百合とか瑞希が居るから、暇しなくても全然大丈夫でむしろ忙しすぎるくらい。


忙しいと大変だが、暇すぎるのはもっと嫌。


・・・このわがままな気持ちはなんなんだろうか。



と、ケータイが鳴った。


急いでチェックすると、夏海からだった。



『ハロハロ♪　夏海だよ　ヾ(ゝＱ・*)

　突然ゴメンね・・・。　　もう百合とかには言ったんだけど・・・。

　うちのクラスに佐野が引っ越してきたじゃん！？

　私また変なの　＼(◎o◎)／！

　相談乗ってください(＞人＜)


　今度場所とか決めようと思うんだけど、都合のいい日教えてちょ☆

　　　　　　　　*夏海*』



こうなるのかなぁと、佐野が引っ越してきたという事を知ったときに、最初に頭に過ぎった。


正直私は予定なんぞ入れてないからどこでもＯＫなのだ。


まっ、とりあえず久しぶりに４人集結できるなんて滅多に無い事！


楽しみだぁ〜♪


【続く】

コメ待ってます！

次は夏海サイドです*＾＾*


byてるてる522