コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.271 )
日時: 2015/02/12 16:14
名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜うさ〜

Thank you♪

これからも頑張るよぉー(*≧▽≦*)b


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〜夏海サイド〜

私は少し、強くドアを開けてしまったことに気付いてハッとした。

教室にいた人達が一斉にこっちを振り向いた。


私は緊張して、下を向きながら席へ向かった・・・。


私のほうを見ていた人もやがて話すのに戻った。


もう佐野は居て、座っていた。


「あの・・・・おはよう!」

小さくなってしまったけれど、そう言った。


「あぁ、おはよう。」

佐野は何なり返してきた。



「村田から言ってくるなんて珍しいな。 少し緊張した。」

佐野は笑いながらそういった。



・・・うん? 緊張した?


私が不思議がっているのに気付いたのか、佐野も慌てていた。


私は急いで支度を済ませて、席に座った。



妙な沈黙が流れた。


その時後ろから不意に声を掛けられた。


「2人ともどしたの?? 変だよ・・・!?」


えっと・・・、確か飯沼さんだったっけなぁ〜


私は初めて飯沼さんに話しかけられた。
(正確には私と佐野にだけれど)


飯沼さん、フルネームは飯沼風羽さん(いいぬま ふわ)

クラスではあんまり目立たないけど、とても明るい。


友達も多くて、良く笑う。


私は何かと飯沼さんと話してみたいと思っていた。


「そ、そうかな?」

私は慌てたように言った。

「うん。 ていうか前から思ってたんだけど、2人って付き合ってるの
 ? クラスでも意外と噂になってるけど・・・。」


「へっ? 中学は同じだったけど、別にそういうわけじゃ・・・。」


突然の事に私はついそう言った。


「まさかなッ!? 俺らが付き合うわけ無いじゃん!」

佐野もヘヘッって笑い、そう言った。


だけど私はちょっと違った。


胸の奥がズキズキ痛んだ。


多分欲望が有ったんだと思う。


そんなの有り得ないのにね...

佐野が私のことを好きになってくれるはずないのに...

どこかで、そうなんじゃないかって思ってたのかな...?



私はこういう風にして、自分の本当の気持ちが映し出された気がした。



奥に隠れるようにして潜んでいた欲望が今、はち切れんとばかりに溢れ出ている。


私は必死にその場から逃げたい気持ちを抑えた。



【続く】

コメ待ってます♪

byてるてる522

Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.272 )
日時: 2015/02/17 16:31
名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜佐野サイド〜

飯沼に話しかけられて、やがてHR(ホームルーム)が始まった。

だけど、村田がさっきからずっと静かだ・・・。


この様子が続いていて、だんだん心配になってくる。

「村田、どうしたんだよ・・・?」

「う、うん。 ゴメンね。」


村田は何かを誤魔化すような笑いを浮かべて、そう言った。


俺、何かしたのかな・・・・?


自分では気付いていなくて、知らぬ間に傷つけてたり・・・??



俺は必死にさっきまでの出来事を頭の中で巻き戻して再生する・・・。



村田が、声を掛けて俺が吃驚して、お互い気まずくなって・・・。

そこに飯沼が来て、飯沼が言い出したことを否定して、苦笑。


特に気になるところは無かった・・・。


だけど、何かが引っ掛かったような────


心の中にポッカリと穴が空いたような気持ちでフワフワしている。


この気持ちはどうやったら治まるのだろうか・・・・。


【続く】

短いですが・・・・。

それから参照2100突破です☆ミ


有難うございます♪

本当に長く続く小説でてスミマセン m(_ _;)m


byてるてる522


Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.273 )
日時: 2015/02/18 17:00
名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜夏海サイド〜

「何だってーー!?」

放課後、私は百合達に今日の出来事を言った。


「思いっきり言われたのか・・。」

「鈍感というかなんと言うか・・。」

「私が夏海だったら、絶対に耐えられんッ!」


3人ともそれぞれ私へ言ってくれたけれど、まだ心は沈んでいた。


仕方ないけれど、自分の愚かさに嫌気が半端無い。


今までどんだけ夢見がちな考えをしていたんだろう・・・。


「でも、私が悪いんだと思うよ・・」

私はそう言った。


自分でも、どうしたらこの感情が抑えられるのか分からない。

抑えれば抑えるほど、縄で縛られたような気持ちになる。


そんなのは自分の勝手な考え─────



「夏海は、本当に佐野が好きなんだね・・・」

美佳がそうポツリと言った。


「えっ!? あっ・・・・、うん。 そうだ・・・よ?」


私は分かっていたつもりでも、いざ言われるとやっぱり照れてしまう。


照れ隠しの為に、美佳から目を逸らした。


「夏海は自分のことを悪く言い過ぎだと思うよ!?」

瑞希も言った。


「うん。 それは、夏海が決める事じゃないんじゃない?」

百合も静かにそう言った。


私が決める事じゃ無い・・・か。


そんな風に考えてなかったな・・・・。



私も友達に言われて気付くんじゃまだまだかな・・。


私は少しだけ、反省した。




・・・・さて、帰ったらピアノのレッスンですか・・・。──────


【続く】

コメ待ってます!

でゎでゎ ヾ(^◇^)ノシ


byてるてる522

Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.274 )
日時: 2015/02/20 16:43
名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜夏海サイド〜

私はほとんど何も考えずにボーっと電車の窓から見える景色を見つめ続けていた。

何を考えるのも嫌だった。 


自分でも訳が分からないし、分かる気もしなかった。


百合たちの言葉で、少し沈んだ気持ちが上がってきたけれど・・・。


こういう気持ちのときは、いつも乗っている電車の時間よりも短い気がする。


私は急いで、ドアから飛び降り(?)て改札を出て、教室まで歩いた。


私はここらへんの事を良く知らない。


お父さん曰く(いわく)、前までは住んでいたらしいけれど、ピアノのレッスン以外の目的で外に出ることなんてほとんど無かったから、当然と言えば当然・・・。


だから今でも、全然知らない町のような気がして・・。


一人取り残された気がして・・・・・。


ポツリと町の真ん中に立つ─────


私のことを見る人なんて誰もいない。 私の前を速やかに去る────


この日、私は孤独心に酷く襲われたと思う。


【続く】

短くてスミマセン(>人<;)

でゎでゎ♪


byてるてる522