コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【参照2700突破、有難う御座います!】 ( No.312 )
- 日時: 2015/05/07 15:40
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://te5rute5ru2@gumi
第7話 〜進展・・・。〜
〜夏海サイド〜
私は今、感動している・・・。
私は今、涙が溢れそうなのを堪えている。
嬉しすぎて......。
「夏海ってば・・!ww」
「そんな..////」
「泣いても構わないが・・・?w」
笑顔でそういう3人の顔を正面から見れなくて・・・───
ただ只管...
「ありがと・・・!」
というしか出来なかった。
あの日あの瞬間、3人に出会ってから、私の周りは、環境は一変した。
今まで夢みたいに考えていた事が現実に起きた。
...そう信じられるのには時間は掛かったけれど、今この瞬間が幸せだった。
「私に生きる価値なんて無いんじゃ・・?」
私の考えを変えてくれた。
私は本当に嬉しかった。
一旦離れて、もう1回会った時に私を受け入れてくれた事。
正直無理だと思っていた。
親が死ぬなんて、私はこの世で一番不幸なんじゃ...?
そう脳裏にだって考えは過ぎった。
...後、7日で1年が終わる。
最後の今年の日、私は3人に背中押されて、ある決心をしていた。
【続く】
コメント待ってます(ゝω・。*)\
byてるてる522
- Re: ハツコイ【参照2800です。これからも宜しくお願いします♪】 ( No.313 )
- 日時: 2015/05/08 14:16
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://te5rute5ru2@gumi
〜夏海サイド〜
「夏海ちゃーん!」
風羽ちゃんの姿を見つけて私はただ真っ直ぐにそっちへ走っていった。
「いよいよ今年も終わりだね‥‥‥。 ちょっと寂しかったりしなくも無いな。」
少し俯き気味にそう言った風羽ちゃんの顔が少し大人びて見えて、私はちょっと吃驚した。
「そうだね。」
「そんな事より、今日は頑張ってね...!?」
...////
「うん///」
自分でやると決めた事なのに、妙に赤くなってしまうのは何故だろう。
全く分からなくて戸惑っていた。
「もう百合ちゃん達からも聞いたよ〜♪」
...風羽ちゃんは楽しそうに微笑むけれど私はどうも緊張しかないみたいで変だ。
「ところで佐野は...まだ?////」
私は話題を変えたつもりだったのだけれどまさかの逆効果...で...。
「うん。 楽しみなの!?」
と無邪気に返されて、頭から足の爪まで真っ赤になっている。
‥‥どうしようどうしよう‥‥。
頭が真っ白になっていたその時に佐野は現れた。
「よう!」
...顔を見て私は完全に頭から沸騰しそうになったのを必死に堪えた。
【続く】
byてるてる522
- Re: ハツコイ【参照2800です。これからも宜しくお願いします♪】 ( No.314 )
- 日時: 2015/05/22 16:47
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://te5rute5ru2@gumi
〜夏海サイド〜
「おーい! 大丈夫? さっきから可笑しいけど・・・。」
「ふぉぇえ?!」
・・・・/////
これまでに無いほどの返事をした大晦日。
私は今、好きな人と一緒に居る...。
嗚呼どうしよう・・・..。
・・・・・多分今は絶対に可笑しくなっている。
勝手に脳内説明が始まってしまった。
・・・・これじゃあどうしようも無くなっちゃうなぁ。
「ゴメンゴメン・・・。」
笑って誤魔化すのもいい加減止さないと・・・、かァ。
自分の弱さに吐き気がする。
いざとなると全く働こうとしないこの頭にも、動けなくなってしまう体にも・・・。
どうすればいいのか・・・。
...すぐに混乱してしまう癖とか。
無力と分かった時に涙が出てきそうになって、耐えらん無くなるトコとか。
「なんでこうなっちゃうんだろう。」
私はその場に蹲ってしまった。
・・・どうしよう。 今年が終わっちゃう前に・・・─────
【続く】
更新遅れてしまいました。
あともうちょいで、夏海が踏み切ります!(キリッ
byてるてる522
- Re: ハツコイ【5/22更新^^\ 感想募集♪】 ( No.315 )
- 日時: 2015/05/25 11:08
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://te5rute5ru2@gumi
〜夏海サイド〜
「オイ、どうしたんだよ村田。」
ハァ。やっぱり凄い緊張する・・・。
今酷い顔だから顔上げたくないなぁ・・・。
「...夏海ちゃん、後少しで今年が終わってhappynewyearの花火が上がっちゃうよ?^^」
風羽の声がそっと耳に響いた。
...私はゆっくりと立ち上がった。
「それじゃあ私、新年は家族と迎えるから帰るねー!」
風羽は満足そうに頷いて、そう大声で言って走って行ってしまった。
その場に取り残された私と佐野は、どうする事も出来ずに居た。
・・・・どうしよう////
いつ言おうかな。
でも、今って好きな人と2人きりで直ぐ横に相手が居る。
周りには誰も居ない・・・。
...まさか告白に最もベストなシチュエーション・・だったりするの!?
そう思った途端に急激に鼓動が速くなる・・・。
「....あの。あのさ・・・」
私は口を開いた。
「うん?何!?」
突然に口を開いた私に吃驚したのか、思わず構えの姿勢を取っている佐野が目の前に居る。
でもあえてそっちの方が言い易かったりする・・・かもな。
「その、何て言うか。 初めて会った時から・・・ずっと・・・」
上着の裾をギュッと握り締める。
...//// あともう少しなのに、言葉が喉に突っ掛かっている。
「ずっと、中一から・・・//// 好き・・・でした・・・。」
怖くて上を見上げられなかった。
多分今、凄い顔赤いと思う。
自分でも分かるほどに......─────
吐く息が白くて、何回もため息をしながら言ったこのフレーズは、届いたのだろうか・・・。
長い沈黙の後、佐野が静かに口を開いた・・・・─────
【続く】
次回は100%で佐野サイドです。(`・ω・)」
byてるてる522