コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【ついに参照4000突破!】 ( No.402 )
- 日時: 2015/09/05 09:54
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
〜夏海サイド〜
「やっぱり此処は手が追いついて無いね...」
あっ、さっき駅で確認した所だ。
弾いていて分かる位出来て無かった気がするな。
少し練習サボったけど、しっかり弾いて来たんだけどな。
「夏海、ちゃんと練習して来てそうなのに...」
「一応してます。」
「もしかしてなんかスランプみたいなのかな。 もうちょっと大袈裟じゃ無い方の。」
「スランプ(slump)ですか!??」
なんか私みたいなへっぽこじゃ無いピアニストさんとかが練習中には必ずなる奴だよね...
「大体を説明すると、練習の重ね過ぎでなってしまう一時的なものなんだけど、人によって長さが違うのよ...」
練習の重ね過ぎ...??
「あっだからと言って練習を止める訳じゃ無いよ!?」
私が思っていた事に返事をするかのような言葉に驚いた。
先生は私が考えている事、なんでもお見通しなんだ...
「どうやって練習すれば?」
「一つ一つ分解して丁寧に頭の中に叩き込んで行くの。 思い詰めないでゆっくりとね?」
「ハイ。」
スランプか。
正確には『スランプらしき物』だけどね...。
【続く】
参照と共に返信数も400突破で嬉しいです♪
これからも宜しくお願いします!
コメント等お待ちしております。
byてるてる522
- Re: ハツコイ【これからも宜しくお願いします】 ( No.403 )
- 日時: 2015/09/07 15:39
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
〜夏海サイド〜
レッスンからの帰り、電車の中は人が沢山居た。
電車というのは他人と使用する交通機関であり、大抵の人は携帯いじりか読書。
もしくは誰とも目線を合わせまいと、視線を漂わせている事だろう。
周りの事を考えずに話しまくる小母さん達を迷惑そうにみる仕事帰りの人。
私よりもずっと小さい塾帰りの真面目そうな子。
偏差値の高い有名高校の制服を着た子。
幸せそうなカップル。
それぞれの人がこの電車のこの車両に乗り合わせるのは、めったに無い事。
それは誰にでも言える事で、私自身にも言える事。
電車の窓から流れる夜景を見つめながらそう考えていた...───
【続く】
コメント待ってます(^^ゞ
byてるてる522