コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.44 )
- 日時: 2016/02/23 17:38
- 名前: てるてる522 (ID: lKhy8GBa)
どうも★ トリック・オアトリート(^^★
てるてる522です!
早速本編に行きたいと思います。
〜夏海サイド〜
次の日、私は早足で学校へ向かった。──覚悟を決めて……。
教室ドアの前、深呼吸をして足を踏み入れた。
──……あれ?
朝早々から何か言われるかもとか思ってたのに……。
なんだ、平気じゃん。百合ちゃん、瑞希、美佳ったら心配しすぎだよ。
そう思って、近くの席の子に話しかけようとした。
「おは──」
言いかけたとき、その子は早足で去っていった。
言うならば、これが私への嫌がらせ第一弾だった──……と言うべき。
私は何も言わずに席に着いた。
よかった、机とかには何もされてないみたい。
こうして、私は誰とも喋らずにホームルームが終わっていった……。。
1時間目は、いきなりの小テストだった。
先生が遅れてきた時点で少し怪しいと思っていたけど、まさかホントになるとは──。
頭をひねってひねって、ひねりまくっている時に一枚のメモが机の上に
ポンッと置かれた。
『夏海、協力してあげられなくてゴメン。全員が無視しろと佑香が言ってて、本当はメモとかもダメだから、読んだら捨てちゃってね。ほんとゴメン。瑞希』
こんな時なのに、私は嬉しかった。瑞希が悪いわけじゃないのに。心配してくれてるんだ。そう思っただけでほっとした。
そう思うと、心の中があったかくなった。
ようやくテストに集中できそう。──
なんと瑞希パワーのおかげで、テストはすらすらと解けた。
一人笑っていたら、どこからか目線を感じた。
辺りを見回すと、佑香ちゃんと目が合った。
私への嫌がらせを主に進行している張本人。
目が合うと、佑香ちゃんはあわてて逸らし、何事も無かったかのように振舞っていた。
そんなこんなで、私の一日は終了した。
あと何日続くのやら……。
平気だと思って居たけど、やっぱり憂鬱だった。
【続く】
てるてる522
- Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.45 )
- 日時: 2016/02/26 17:23
- 名前: てるてる522 (ID: lKhy8GBa)
次の日、私は目の下に隈をつくって、学校に行った。
夕べは眠れなかった──。
全く、どれだけ迷惑を掛けてんのか分かってんのかな?
佑香ちゃんも、あの佐野って人も……。なんで私がこんな目に遭うんだろう──?
てか、私いつまで佑香ちゃんのこと『ちゃん』付けしてるんだろ。
心の中では、呼び捨てしようかな。
そう思うだけで虚しくて堪らない。
一人でこんな事を考えているうちに、学校の前まで来てしまった。私は、正面から睨みつけた。
今の私に出来るのはこれだけだった。
だって、内心バクバクしてたし。──
教室に入っても、誰とも喋らなかった。話しかけても無駄だって分かってたから。また前みたいに逆戻り。
諦めるのは、悲しいし、悔しかったけどそうしてた……。
やっぱり、人生は上手く出来てなかった。甘く無い。
体育の時間で、二人一組になって、ボールのパスをしろと先生が言った。
皆は私とペアになるのを避けるかのように、ペアを作っていた。
諦めるといったけれどここばかりは一人でしのぐ訳にはいかない。
そもそも、うちのクラスの女子は私を入れて22人。
つまり、誰かが余るというわけだ。
私はその子を狙う作戦に出た。周りを見回して、あまっている子がいないかと探した。
──……いた。確かに居たのだ。確実にあの子だと思う子が、3人いた。
百合ちゃん、瑞希、美佳の3人がわざと余っていた。
私は、瑞希たちのところに行った。
「じゃあ、私は瑞希とペアになるから、夏海ちゃんは百合ちゃんとでいい?」
珍しく、指示を出していたのは美佳だった。
「うん。 よ、よろしくね──百合ちゃん」
私の最後のほうの声聞こえたかな? 美佳の方をみたら、瑞希とボールのパスを始めていた。
「じゃ、私たちも始めるか……」
百合ちゃんはそういって、ボールを投げてきた。
私は、返事をするべきか迷っていたのでボールの投げ返しのときに、
思いっきり投げてしまった。
運動が苦手な私のボールは、コントロールが下手で、見事に百合ちゃんのいないところへ飛んでいってしまった。
百合ちゃんは走ってボールを拾って、
「コントロール悪すぎ!!」
といって、投げてきた。
百合ちゃんは恐れていないのだろうか、私と一緒にいたら百合ちゃんまで嫌がらせをされるかもしれないのに。
……自然にまた笑顔が浮かんだ。
精一杯の感謝の気持ちを込めて、ボールを投げた。
【続く】
続きを書くことが出来ました。
昨日は、用事があり1回しか進められなかったけど今日に進められて良かったです!!!
byてるてる522