コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.53 )
- 日時: 2016/03/06 11:38
- 名前: てるてる522 (ID: lKhy8GBa)
〜夏海サイド〜
そんなこんなで、体育の時間は無事に終わった。
あんまり口を聞いてくれないとしても、やっぱり感謝してる──。
私だったらどうするかな……って考えると有難さが増す。
一人、更衣室に行ったら誰もいなかった。
皆は早く着替えて、次の授業の準備でもしてるんだろうか──?
(そういえば、次の授業ってなんだろ。移動教室とかだったら、一人で遅刻ってわけに行かないしな……。まぁ、どっちにしろ急がないと!!)
一人であれこれ考えている間に着替え終わった。
走って教室に行くと、嫌な予感は当たったかのように、誰もいない教室だった。──
次の授業は音楽。
たしか、音楽室は4階の一番端だった気がする。
走って移動を開始した──。
いつもだったら、隣に百合ちゃんや瑞希、美香がいるのに……。
そう思うとただ切なくなるだけなのに、どうして今此のタイミングで考えちゃうんだろう。
此れは──いつまで続くんだろう……。
今は、私でも耐えられる事だけど、そのうち……。
続きを考えようとしたときに音楽室の前に着いた。
ラッキーなことに、授業はまだ始まっていなかったけど、全員が座っていた。
音楽の本山先生は、怒りっぽいし、逆に言うと穏やかな時なんて見たことないかもしれない──くらいの先生。
当然、生徒達からは人気がない。勿論私も苦手。
本山先生に怒られるなんて今日は本当についてない。
私がすごすごと音楽室に入ると、先生が
「村田さん、どうして授業が始まる時間までに来れないの? なにか授業よりも大切な訳があったの?」
なんて聞いてきた。
「──い、いえ。」
私はとりあえずそう答えた。
先生は、何も言わずに前にたった。
急いで席に着いた。
どこの席に着いたのかというと、瑞希たちの近くに席が空いてたから、そこに座った。
本山先生の説教が、これで済んだのはよかった。
ぼんやりと、授業中もこんな事を考えていた。
ただ、ただ一つ、私は気に入らないことがあった。
当然、佑香のことだが佑香は、本山先生に気に入られていた。
バイオリンを習っていると聞いたことがある。
それで、歌やリズム感がクラスでトップなのだ。
本当に腹が立つ。
全く、報われている人と、そうでない人の差が激しすぎると私は思う。
そんな事を言っても、ただの負け惜しみにしかならないのけれど。
負け惜しみだろうと聞かれなければ良いよね!!──
【続く】
少しですが、進めることが出来てよかったです(@^−^@)
byてるてる522