コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.593 )
- 日時: 2016/01/08 17:07
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
〜夏海サイド〜
つまりですね......簡単に言うと、
「中学のメンバーに会うってことかな。」
私の言葉に百合、瑞希、美佳は動揺しつつ御互いに顔を見合わせる。
「一つ違うのは私達4人と男子4人しか居ないってトコだけ」
「いやいや......」
「その違いってだいぶ大きいと思うよ!?」
「そうだねぇ......」
3人の言葉に私は少しだけガッカリしてしまう。
「用事有るの?」
質問には......
「そういう訳じゃ無いよ!?」
「多分......いつも暇だよー」
「平気だけど......」
曖昧な返事をする3人。
私は漸く悟り、
「つまりは緊張?してるとか......そーゆー感じ?」
〝うっ〟と言葉に詰まる3人を見てビンゴだなと確信する。
「まぁ楽しそうだし私行こうかな......?」
美佳の言葉に私は〝えっ?〟と驚く。
少し俯いて下になって居た頭も一気に上に上がる。
「じゃあ私も行くよー!! 緊張するけどまぁ大丈夫な事を願う」
「まぁもしもの時は夏海と佐野に......」
百合の脅しに私はビクビクしながらも笑って居た。
再来週なんて自分達はどうなっているのかさえ正直想像出来ないけど出来そう。矛盾してる気持ち......───
「今日さなんか食べて帰ろう?」
美佳の提案に賛成して、校門を出た。
【続く】
byてるてる522
- Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.594 )
- 日時: 2016/01/11 04:09
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
〜夏海サイド〜
「マジかー!!?」
大声をあげても一切周りを気にせず、百合にビシッと注意を受けるのはいつもの美佳だったが、大声を上げたくなる気も分かる気がする。
「うん、私も意外過ぎてビビったなぁ」
ちょっと違って上品(?)に食べる瑞希は私から見て〝the出来る女子〟感が半端無かった。
まぁ意外だったのは雄太がそういう......言葉を借りるなら〝合コン〟的なそういうのを計画するようには到底見えなかったのだ。
それは私だけじゃなくて、百合や瑞希や美佳も同じ感覚だったらしく、それだけでちょっと嬉しく感じる自分が不思議でならない。
「メンバーが初対面じゃ無い分は気が楽じゃない?」
百合の言葉は大きく分かれた。
「だよねー!! それめっちゃ分かるよ。」
「知ってるからこそ、知られてるからこその緊張もあるけどね」
私は中学で転入したら直ぐに転校しちゃったからあまり話した記憶無いけど、顔と名前知ってるだけで違うよなぁ。
「兎に角メールとかで相談しながら決めよ??」
美佳が不安そうに言ってきた。
私も同じ気持ちだったから安心した。
「じゃあね〜」
いつも通り緩く解散になった。
【続く】
byてるてる522