コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.602 )
- 日時: 2016/01/20 17:11
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
〜第15話 非日常?!!? 夏海サイド〜
ヤバいヤバいヤバい──私がそう思って居る事はきっと3人にも伝わってる。
3人もそれぞれ焦って居るのもひしひしと伝わって来る。
「明後日だね。」
ふぅ……と一息付きながら瑞希が一言。
その一言に、私も百合も美佳も敏感に過剰な反応をする。
「やっぱり皆考えてる事一緒だったんだね〜!!」
美佳が嬉しそうに言う。
……何が嬉しいのか分からないけど、分かりそうな気もする。
何とも矛盾した気持ちだ。
「別に私はそんな事無いけど──」
ツンと澄ます百合。澄ますのは、言って居る事が強がっているという証拠なのだ。
最近、私と瑞希&美佳が密かに発見した事なのだ。
やっぱりこういう時でも変わらないなぁ。
それぞれの性格というかが出るなぁ!!
顔が徐々に緩むのを感じる。きっと今はだらしない顔になっている事だろう。
恥ずかしい──ふと思ってしまい、顔が赤面してしまう。
「皆どーお??」
美佳が言う。何について聞いてるんだと、普段ならツッコむ所も話の流れで皆、分かって居るらしい。
「まぁまぁ。てか正直此処まで拘る自分に驚いたかも」
新しい発見、と瑞希が笑う。
「それは分かる。少し緊張してるって感じじゃ無い訳じゃ無い。」
最後の方はごにょごにょと誤魔化しながら俯く百合。
「私は全然。明後日かー。どうしよう」
「凄い呑気そうだなぁ夏海は。」
美佳の言葉に私は……
「いやいや。そんな事無いよ!?」
私も焦って居るのだ。
「余裕有りって感じ〜??」
瑞希もにやにやと笑う。
「違うよー」
──きっと、周りの人の目には私達は楽しそうに映れて居るんだろうか。
少しでもそうだったら良い。
明後日が楽しみなのは皆一緒。
【続く】
唐突に始まった、新章です(笑)
此れからも御願いします。
byてるてる522
- Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.603 )
- 日時: 2016/01/21 15:58
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
〜雄太サイド〜
シンと静まる部屋に1人。
御爺ちゃんと御婆ちゃんはもう既に寝て居る……。
「年を取るにつれて眠たくなるのが早まるんだ」
なんて事をポロっと言い残して布団で熟睡してしまった。
「成る程なぁ」なんて思って、頭を掻いてから時計を見る。
2人が寝てから1時間は経過しており、その1時間自分が何をしていたのかまともに思い出せない。
ただ自分の身の回りを見る限りは、携帯がテーブルに置いてあるだけだった。
首を傾げて、メールをチェックすると正哉等と連絡を取った形跡(?)が有って一瞬で脳裏に記憶が蘇る。
楽しみなのと緊張した気持ちが折り混ざって、ついついぼんやりしてしまったのだろう。
言い訳に過ぎないがそういう事だ。
もう夜も夜だし明日で良いかと、携帯を放って2階へあがる。
やっぱり携帯も持って行こうと回れ右をしながら携帯を強く握って階段を上がる。
やはりミシミシという音が上る度に聞こえる。
その音が何処か心地良いと感じた。
【続く】
byてるてる522