PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.608 )
- 日時: 2016/01/24 13:44
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
〜夏海サイド〜
いよいよ当日になった。
昨夜は緊張して眠れないだろうなぁと思い、ベッドに入ったが直ぐ様眠りについてしまい自分に呆れる──そして密かな変化を感じ、吹いてしまった。
「まだ皆居ない……?? 此処で合ってるよね!??」
こういう時、最後に着くのは嫌だが一番最初だとどうにも不安に襲われる。
周りが見れば挙動不審な動きをしている人に見えてしまうだろう。
一刻も早く、誰か来てくれないかと願う。
携帯の時計を確認してもう一度待ち合わせ場所と時間の書いて有るメールを見返して見る。
今は待ち合わせ時間前15分。
余裕を持って行動を考えて居たら余裕を持て余してしまったのだろうか。
フゥ……と溜め息を付いて、何となく音楽を聴こうとイヤホンを出す。
携帯に差した時に、足音が耳に聞こえて来る。
何だろうと何時も通りで顔を上げる。
「あっ……!!」
雄太は、誰か居て良かったという安心感の表情を浮かべて此方へと向かって来る。
「誰も来ないから、ちょっと不安だったんだー」
私も安心感から自然と言葉が毀れる。
「夏海は、早く来過ぎなんだよ。もうちょっとギリギリでも間に合うと思う。」
そうかなぁと疑問が浮かぶ。
誰か一人でもこんなにも安心出来る物なのかと感じる。
──……雄太だから──等はきっと関係無い筈……。
【続く】
byてるてる522
PR