コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.616 )
日時: 2016/02/02 18:19
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜百合サイド〜

瑞希は瑞希なりに。美佳は美佳で気付いた事も有りそうな表情してる。
私はじゃあ何なんだろう。

耳に入って居た美佳と魁の声も聞こえ無くなる。

そういえば男子4人の中に知らない人が居る。
誰だろうかと疑問に思って居るのが表情に出たのか、佐野は私を見てから……

「そういえば、コイツの事だけどー。」
既に魁も正哉も知ってるという顔だった。

「武藤俊太です。魁と同じ高校で正哉と友達。雄太とも前から友達って関係です。」
こういう人って人見知りとかしないんだろうなぁ……って印象。

「宜しく!!」
美佳も相当肝が据わって居ると思うが、本人は自覚無し。

「改めて、皆行こうか?? もうワクワクしててさー。」
浮かれて居るのが言葉を聞くだけで伝わる。
夏海もやっぱり楽しみにしてたんだ。

「そうだね。私も結構。」
まだまだ始まったばかりなのに色んな事が有って……笑いが止まらない。

【続く】

短くてスミマセン((
……物語も進んでいませんね(汗

(´・ω・`)

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.617 )
日時: 2016/02/03 18:59
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜夏海サイド〜

なんか……良いな。
最近良く出掛けるようになったし──1人で居るより良い。ずっと良い。

「何だか楽しそうだね!」
美佳がそっと耳打ちしてきた。

「そりゃあ勿論。」
力強くそう言って、笑った。

でも大して私達4人から見れば関わりの無い武藤君が、3人を繋ぎ合わせるような形で知り合いだったとは……これも何かの縁かもしれないねなんて百合とさっき話した。

8人で居ると結構目立つ。

それに4人の男子は、世でもカッコいい方に分けられる立場に居る4人。
私と同い年くらいの女子の人の視線を感じる事が有る。

「夏海は、堂々としてれば良いんだよ!!」
「そうだよ。平気平気。」
「自信持ちな〜。」
それだけで安心する。

「有難う。」

3人は笑顔で頷いた。
ふんわりとした雰囲気が流れる。

「うん? どうしたの??」
正哉が私達に気付いて声を掛ける。

「何でも無い!! 平気になった。」
「なら良かった。安心。」

軽く瑞希と目配せをして、小走りで後ろに着く。

「そういえば何処行くのー??」
「あぁ。後少しです!!」
謎の雄太の口調に少し吹き出す。

ワクワクが止まらないや……。──

【続く】

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.618 )
日時: 2016/02/05 18:45
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜雄太サイド〜

「「「「「「「おぉー!!!」」」」」」」
同じ反応してるし──こんな事って滅多に無い。
7人が同じ動作、言動なんて。

「取り敢えず中入ろう?」
俺の質問に、答えるように音が鳴る。

『──グ〜ッ──』

……え?
俺だけじゃなくて皆の目も点になって居た。

順々に自分以外7人の顔を見る。
正哉だけ、何故かソワソワして居て、やがて耐えきれないというように切り出した。

「俺、腹減った。」
どうやら〝音〟は正哉から聞こえた(……鳴った)らしく一瞬にして場に笑い声が溢れた。

「いやッ……私もッお腹空いてたけど……まさかこんな漫画みたいな事って有るんだねッ──」
夏海も笑いながらそう言う。

「ハイハイ。じゃあ予定変更でちょっと早いけど御飯食べよう。そしてその後に今からやろうとしてた事しよう。順番逆転って事で。」

「なんか雄太、テキパキしてるねー!! 計画綿密に立てて来たんだな!!」
少し恥ずかしくなってきて、悪いが無視させて貰う事にした。

「8人で入れるトコって有るかな?──」
「そんなに不安がる事無いでしょ。まだ早いし平気平気。」
魁はそう言って居た。

「じゃあそこらへんでなんか探すかー。」
俊太が歩き始める。

……なんて行動力の有る奴──


変に感激してしまう。

【続く】

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント募集中です!!】 ( No.619 )
日時: 2016/02/06 20:40
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

〜夏海サイド〜

「御注文は以上で宜しいでしょうか?──」
店員さんの言葉に、頷く。

「でもホントに正哉は空腹状態だったんだなぁ……一番注文してた。」
「この後、パフェ食べたい。」
「女子っぽい!! そういえば甘党だったねー!?」
私も同じ事を思って居た。

いつの間にか、心で「正哉」と呼んで居たけれど……正哉よりも魁とかの方が何と無く沢山食べるイメージだった。

「パフェって……どんだけだよ。」
呆れたように雄太が言う。

「良いなぁ。私もその位食べたって太らない体質になりたい。」
美佳の言葉に、私を含む女子3人が頷く。

もともと食べる方では無い私も何時の間にか体型やダイエット、カロリーなんて単語に敏感になった。
やっぱり──軽い方が良いのかなぁって……──

「でも、痩せすぎでも心配になるけどな。」
雄太はそう言う。

素直に優しいなぁと感じてしまう私の心──……。

「気にする人としない人居るからなーってさ?」
美佳はそういうけれど、気にする必要は無いと思う。
羨ましい……。


意外な話題で盛り上がって居た、私達のテーブルに注文した料理が置かれていく。

「美味そう!!」
早く食べたいオーラが痛いほど出て居る正哉は何だか眩しく感じた。

「早いけど……頂きます。」
百合が真面目にそう言って手の平を合わせる。


正哉は驚くほどの早さで完食し、宣言通りにパフェを頼む。
皆、正哉の早さに慌てて居たけれど、パフェ追加なら平気だと再び元のペースに戻して味わって食べて居た。


1分1分が凄く楽しくて、自然に笑顔になれる。

【続く】

少しずつ過去の小説更新の物を修正しています。

byてるてる522