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Re: ハツコイ【コメント募集中です(*^^)v】 ( No.706 )
日時: 2016/08/20 21:31
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

〜夏海サイド〜

「おはよー」
「おはよー!」
良かったー、雄太来た……。
今日もいつもと同じように百合たち3人と話しながらもチラチラ教室の入口ばかり見ていた。

「昨日行くって行ったし、学校行くって……」
雄太は少し苦笑気味──なんか、変なのーって思われたかなぁ……。

不安で俯いていると、ガタッと美佳が立ち上がって
「いやぁ、今日も朝話してる時ずっと雄太の事ばっか夏海は気にしてたんだよー!?」
ちょっと……!!!──と言おうとした時に瑞希も重ねて……
「夏海昨日だって、凄い暗かったんだよ!?」
「私らじゃ、夏海は元気にならなかったんだ」
百合まで雄太に私の昨日の状態を言って、3人揃って私の方を向いてニコニコしている。──何だろう、その顔は……。

「そーなのか」
以外とあっけらかんと雄太はそう言って、席に座った。
──まぁ、そんな相手にしないよね。

3人は、何故か文句有りげだったけど、時間を見てだんだん静かになっていった。



*

「夏海」
ん、雄太だ。
そう思って振り返ると、やっぱり雄太だった。

「今日、暇??」
いきなりで吃驚した。

「うーん、今日は……」
百合たちと約束がある、と言おうと思い3人の方へ視線を向けると急に瑞希が、
「そうそう、なんか夏海が暇だーって言ってたよー!」
と、物凄い明るさで言った。

「ほんとに??」
嬉しそうに雄太は、私の顔を見る。──瑞希は「気にしないで」とでも言いたげな顔で頷いてくる。

「うん。暇」
じゃあ放課後、と雄太は言ってどっかへ行ってしまった。
私の少し離れた後ろにある窓から風が入ってきて髪を優しく撫でた。

「良かったじゃないか、夏海さん!!!」
美佳が、私に抱きついてきてそう言った。

「でも、3人ともいいの?? こっちが先約なのに……」
私の言葉に百合が、溜め息を吐いた。

「いいの、そーいうのは」
とぶっきらぼうに言って、横を向いてしまった。

「佐野も嬉しそうだったよ??」
美佳が私の肩をつつく度に、ちょっとずつ頬が染まる。

「ありがとうね」
私の言葉に3人は、凄く満足げに頷いた。

【続く】

明日から、旅行に行ってきます!
……ワクワクですよー(*´▽`*)

食べる……食べるぞ!!w

byてるてる522