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Re: カワルミライ ( No.15 )
日時: 2015/01/17 11:34
名前: むつ (ID: f3ScG69M)

「こんな事ってあるんだ・・・」
光る紙を見ながら驚いている私を見て、功さんは心配そうに声をかけてきた。
「お嬢ちゃん?どうした?そんな驚いた顔をして」
「いえ、あの・・・」
私は言おうかどうしようか迷う。それもそうだ。このことは偶然おきてしまった、絶対あってはいけないことだ。私が過去を変えたせいで依頼した人は死に、その依頼した人が生き残って欲しいと願った人は生き残った。そして今は、その生き残った人が、かつての依頼人である人を一緒にこの時代で生きたいと願っている。なんか怖い。自分にはあまり関係ないなんていうことはわかっている。ただ、無限ループになりそうだから。怖いんだ。この人たちの願いを私はもてあそんでいるような気がしていやなんだ。私はどうすればいいのだろう。そう思いつつ、功さんたちの顔を見ると私のことを心配そうに見ていた。私のことを“心配”してくれているのだろうか?
「お嬢ちゃん?ほんとに大丈夫か?」
している感じたなこれは・・・。どうしよ・・・。でも、言わなくちゃいけないよね。私は、一応確認を取るために功さんに少し低いトーンでこう言った。
「私が驚いた事を言っても、驚きませんか?」
その言葉を聞いた功さんはうなずいてくれた。コクリと。何も言わずに。
「そうですか・・・。では、あなたが今、助けようとしている人は、この前にここに来ました。あなたを・・・助けるために、生き返らせるために」