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- Re: カワルミライ 《続編スタート》 ( No.33 )
- 日時: 2015/01/25 23:29
- 名前: むつ (ID: 46h1u6ru)
は!?まって!?何この人・・・。
「え・・・。なんでですか?」
「だって男の人がいないならつまらないもの」
「男目当て!?」
うそでしょこの人!!
「それで?」
女の人はため息混じりに言った。
「?」
「男の人はいつならいるの?」
ああ、そういうことか・・・。
「わかりません」
私はそういった。即答で!!返すのにかかった時間はわずか1秒!!しかし、女の人は眉間にしわを寄せて言った。
「はぁ?」
まあ、しょうがないけど・・・。思い出すのも嫌だけど説明するか・・・。
「行方不明なんですよ。半年前から。ある時を境にいなくなっちゃって・・・。いまどこでなにやってるんだかもわかんない状況で・・・」
それを聴いた女の人は楽しげな表情になっていった。
「ふぅん・・・。逃げられたということね。ま、アンタほどに魅力がない女なんて逃げられて当然よね」
・・・。(ブチッ)あ、なんか私の中で音がした。何の音だろ?でも、一つだけいえることは・・・。
「さっきから思ってたんですけどあんた何様のつもりですか?さすがに私はもうあなたの顔面を殴り飛ばしたいぐらいに怒りが大きくなってきたんですけど」
ということ。って、あ、言っちゃった。言ってしまった。つい本音が声に出てしまった。あーやってしまった。まあ、しょうがないか。相手も・・・。
「そうなの?あとね、あなたにとって私はお客様なのよ!お金がほしいなら、私に従いなさいよ」
・・・。もうこの人とは関わりたくない。
「そうですか。では、私から一言言わせてもらいます」
「どうぞ?」
女の人は余裕そうな顔で言ってきた。・・・ムカツク。
「そんな客はお断りです」
「は?」
女の人はさっきの余裕そうな顔と変わって、目を点にしていた。けど私は気にしない。
「もう、ここには来ないでください」
そう言って私はドアノブにてを掛ける。
「え!?っちょっとまって」
私はその言葉を無視し、ドアを開けて家に入り、ドアの鍵を閉めた。