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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: RAINBOW【合作短編集 ( No.32 )
- 日時: 2015/01/07 23:56
- 名前: *紗悠*(鎖遊) (ID: xStpW3P0)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
目覚まし時計
「ん……眠いなぁ……」
朝、鳥のさえずりが窓からちらほら。
自分の体をみると律儀に長い針と短い針が一直線になってる。
「お、6時かぁ」
なぜか自分のお腹にある二本の長短の針はチクタク音を立てながら動く。
「よ〜しっ」
朝6時、俺の唯一の仕事タイム。
大きく息をすってぇ〜〜
「美咲ぃー!!朝だぞぉー!」
出せる限りの声で叫んだ。
ちなみに美咲とはここでまだ寝てる女の子。
ちなみに高校1年生。
「むぁ?まだ眠い……」
「起きろって!遅刻するよ!」
まだまだ叫ぶ。
美咲の寝起き姿はかわいいけど、寝起きは悪い。
「やだ〜まだ寝る〜」
え、ちょ、美咲、
美咲は俺を体全体で抱きしめて口を塞いだ。
口塞がれたら声出せないんですけど。
……まぁいいや、美咲の布団暖かいし
美咲〜遅刻しても知らないぞ〜
ま、またすぐ力溜めてスヌーズみたいに耳で叫ぶからね?
- Re: RAINBOW【合作短編集 ( No.33 )
- 日時: 2015/01/10 23:02
- 名前: *紗悠*(鎖遊) (ID: xStpW3P0)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
「……ふぁ」
や、やばい目覚まし時計の俺が寝てしまった!
時刻は10:00!?
み、美咲!
「……あれ?」
美咲がいない。制服も鞄もない。
もしや、俺の力なしで?
「あ、置き手紙」
美咲からだ。
目覚くんへ
なんだかスヌーズ鳴らなかったから
電池変えておいたよ
あと毎日起こしてくれてありがとう
毎日目覚くんのお陰で遅刻してないよ
もちろん今日もぎりぎりだけどw
これからもよろしくね!
美咲
俺の顔から思わず涙がこぼれた
「なんだか嬉しかったからかも
俄然やる気がでたよ、美咲。
また朝、起こすから寝坊はし過ぎないでね!」
俺は泣き笑いながら針を鳴らし小声で言った。
てなことで、目覚くんです
なんか起こしてくれるって女子の憧れのシチュなのかな
ちなみに紗悠は朝には弱めですw
夕陽 次のお題!
やや久しぶりな三題噺!
「ビニール傘」「蛍光灯」「妖精」
前より少し難しいかな?
がんばれ!
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