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Re: 天使な彼女の裏の顔〜天使じゃなくて堕天使でした〜 ( No.25 )
日時: 2015/02/04 17:30
名前: とらじ (ID: wUAwUAbM)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪



第二話【天使な彼女の裏の顔(後編)】


「海乃流ー!来週の14日はなんの日だー?」

キ、姫呪那!?

確か来週は……

「あっ!バレンタインデー!」

「違いまーす!来週は…………それは自分で考えてね!じゃあね!」

そう言うと、姫呪那は自分の席に戻っていったけど……

バレンタインデー以外に、なんかあったか?

「姫呪那さんの、誕生日ですよ。」

え。

顔をあげると、見たことあるような、ないような感じの……

かぐや姫みたいな人がいた。

「月影 輝夜。よろしくね。」

「あ、よろしく…………」

「海乃流。まさか、彼女の誕生日忘れたの?」

このクスリと笑いながら言う声は……

「蘭華!?」

なせだ。

なぜ、最近女子から話しかけられるんだ。

「駄目だよ。忘れたら。」

別に忘れてた訳じゃないけど……

「じゃあね。」

ああ。早く去ってくれ。

「モテモテだね〜♪」

「妃夜梨かよ……」

また女子か!?

そもそも、モテモテって……

「妃夜梨ー。いくぞー。」

「あっ、兎靄。じゃあね!」

うん。本当に。帰ってくれ。

「女子に話しかけられて、嬉しいか?」

「逶吁緘!別にっ、そんなんじゃ……」

お前まで、何だよ!

「……嬉しそうに見えるんだけどなぁ。」

何処が!?

「逶吁緘! 何してんの!?行くよ!」

亜夢!さっさとこいつを持ち帰ってくれ!



「海乃流ー。女子と話して楽しかったぁ?」

「姫呪那!」

姫呪那まで……

「私の誕生日、次忘れたらただじゃすまないからね?それじゃあ。」

何故だろう。

この瞬間、背筋が凍るように冷たくなった。