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『——い、……っ……！れいっ！！』


　どこからだろう、私を呼ぶ声がする。





　凄く、温かい声。懐かしい声。


『目を……覚ませよっ……！！』


　誰だっけ……この声……。


『お前がいなきゃ……おれ……どうすれば……！！』


　なんで？………なんでなんでなんで？
　貴方は私じゃなくて——を受け入れたじゃない。
　そんなに仲も良くない——を……！
　貴方には——がいるから良いじゃないの。





『れい……頼むから……生きてくれ……っ……！』


　

　その温かく懐かしい声も、ぜんぶ、心の隅に染み込んでいった。