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Re: 殿と家臣と【短編集】 ( No.1 )
日時: 2014/12/02 19:50
名前: 捨駒 (ID: EX3Cp7d1)

そう、ここは戦国時代。

ゲームや漫画、アニメではとても皆美しい容姿だしヤバイ武器持ってるし…とにかく皆から愛される時代。この小説でも容姿が変わったりしているかも知れないけど、忠実に沿いたいと思う。

群雄割拠している時代だからこそ、自分の意見を通してくれそうな主の一番近く着くのも一つの策。そこで、自分の意見を通したかったのかなんなのか分からないが、秀吉の事を支援したかった三成という青年は鷹狩で疲れた豊臣秀吉にお茶を渡したとの逸話がある。

そして、親友の大谷吉継らとの茶会でも重い病気を患っていた大谷吉継の飲んだ後の茶は誰も飲まなかったが石田三成がお茶を飲み、より一層仲は深まったという。

呪いの文字が彫られた湯飲みに口をつけて大谷吉継は笑んだ。

「何食べてるのさ。」
「これ?兼続がいたちから掻っ払ってきたらしい。ぽてちって言うん。」
「いたち…ああ、伊達ね。うん。」
「そう。それ。伊達はスゲーな。イッパイうめーもん持ってるらしいぜ。サナダムシが。言ってた。」
「…あ、幸村君ね。虫じゃないよ。」

自分の娘の夫を虫と言われ、若干傷付いた彼だった。
三成の指についた油が自分の書物に付いた事にも苛立った。なんとかしてキレるのを食い止める。

「…食べる?」
「いいよ。病に障るからね。」
「元からあげる気はナカッタケドネー。」

流石に今のは腹が立った。

「……で、でも、人望の薄いツンケンした三成がこうして徳川と戦ができるんだから、ちょっとくらいは僕に感謝をしてほしいね。」

そう。時は関ヶ原の戦いの真っ只中。まあ後に裏切られるのだが、味方が多かったのも大谷吉継のおかげ。皮肉を織り混ぜながら言うも書物を読む石田は素っ気なく言葉を返す。

「ふーん。」

ぽてちとやらの咀嚼音がただ、静な部屋に響くだけ。

あとはといえば、大谷のお茶を啜る音だけだった。





適当な昔読んだ漫画とかの知識です。最近Wikiを読んで

「コンナンダッタナー。エヘヘー。」

と、思い出しました。
三成とかはこんな風に想像を…

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あまり歴史は詳しくない私ですが、宜しくお願いいたします。
コメントもじゃんじゃんお願いいたします。