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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.14 )
- 日時: 2014/12/16 20:38
- 名前: 捨駒 (ID: nA9aoCfQ)
真田スペシャル第二弾
「…はァ?俺様の昔話?」
腕を組んだ佐助に十蔵は頭を垂れる。
額の上で跳ねる茶色い髪の毛がぴょこぴょこと揺れた。
「どうしても!ワシもパイセンの様に強くなりたいんですよー。」
愛用の連発銃がキラリと手元で光ったのが見えた。
「…それ撃つの?」
「とんでもありゃぁしゃーせんよ!ただ…聞かなかったら撃ち殺そうかと。」
「え…」
「それも猿を痛ぶり殺すように…」
殺気のこもった小さな瞳に即座に刀に手を這わせる。
「なーっんて!」
表情を一気に変えて明るい笑みをした。掴み所のない奴だ。それが才蔵に似ていて腹が立つのだろうか。どこか気に入らない。
連発銃を袴の後ろについているケースにはめいれた。
「まあ、俺はそんなあれだけど。白雲斎っていう、エロ…えふん。じじいに育てられた訳よ。」
「…エロ…」
「そこら辺、基本知識ね。」
目を軽く閉じながら思い出した。
「そうだ、俺が変身できるの知ってるでしょう。あれ、白雲のじじいに教わったの。」
『佐助…今日はワシ好みの女子になってみよ。』
『…にんにんっ!』
『違う!もっと巨乳で…巨乳で!』
『にんにん!』
『ちゃう!ロング!ロング!』
「エロ…!!」
「そう。」
佐助と十蔵のうなずきあう中、影は風を巻きながら現れた。
「どーもぉー!ちょりぃーっす!才蔵やよー!チャオー!」
十蔵は徐に連発銃を取りだし、佐助にウインクする才蔵に連射した。
佐助は初めて十蔵をまともだと思ったとか。
白雲師匠はエロく無いです。
エロく無いです。
エロく無いです。(三回言いました。)
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