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- Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.15 )
- 日時: 2014/12/20 16:28
- 名前: 捨駒 (ID: IxtPF2j4)
ヤス君こと、徳川家康。信長に潰されたとされていた伊賀忍が家康の配下であった。伊賀忍といえば、百地三太夫に藤林長門守、そして、服部半蔵である。
ちなみに作者の実家は三重県。そして、伊賀忍の生息していた場所の近くの田舎の村に住んでいます。何もありませんよ。この前、鹿に出会いました。
そんな優秀な忍・伊賀忍を代表して服部とヤス君のお話です。
「なあ、半蔵。」
「チッ…なんや。コラ。」
「今舌打ちしたよね?!」
「うるせーんだよ。この、脱糞野郎。しばくぞ。」
絶句した家康に煙管の煙を吹き掛けた。
「さな…真田忍の霧隠について教えてほしいんだけど…。ほら、同じ伊賀忍でしょ?」
いつまでもふてぶてしい服部は口を開いた。
「ああ、鹿右衛門か。アイツは俺の手下じゃねえわ。百地や。」
「百地?なんか、女子みたいな名だな。」
「女?…せやな。」
シリアスならばここで風が吹く。
しかし、風を吹かせる間もなく服部は続けた。
「アイツは逸材やった。後から産まれたのに、天才というのはあーいうのを言う。」
「パァイセーン、照れますゥよ!当たり前ですしー!」
「才蔵か…え?ちょっと待て、才蔵?!」
「あたりでーす!」という軽快な声が上から降ってきた。上を見上げると派手な髪色か髪を一つに束ね、フェイスペイントを施した顔を髭面に近付けた。
「お久し振りです。先輩!」
「鹿…鹿ァァ!!生きて帰れると思うなァァ!!」
突如始まった忍同士の戦いで次々に燃えていく自分の春画コレクションと、頑張って作り上げた城の床と壁。火薬や刀でどんどん汚れていった。
「忍法…ドロンの術〜。」
虚ろに笑い、違う部屋へ消えていった。
服部半蔵さんは、ヘビースモーカーの戦忍。勿論、夜のお仕事もバッチリ!営みも頑張っているけど、なかなか子供ができないよ。口が悪いよ。
ヤス君は、可愛い女の子には甘い人。若さを生かして攻めに攻めまくる(信長を盾にして)けど、武田に返り討ちにされてう〇こを漏らしたとか。それを絵に残す変態だとか。