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- Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.19 )
- 日時: 2014/12/30 10:33
- 名前: 優斗 (ID: WSDTsxV5)
「おっふ…オラ、のぶゥ…。今腹が痛すぎて厠に籠ってたんだぜ。」
「殿。長曽我部が参られました。」
「猿ゥ…男の娘より、ワシは妹系が好みなんだが…」
「チッ、死ね。」
「えー。」
題名をつけておこう。
『殿と家臣と真面目侍』とでも。
「はっ、僕が先程紹介されました、長曽我部元親です。趣味は弟達と海を眺めながら、毛利をどう調理していくか考えること。そして、海賊になりたいです。」
「おかしいなー。そんなプロフィール無かったんだけど。」
「はい、僕も信長公が腹を抑えながら物凄い喧騒で睨んでくるとは思いませんでした。てか、顔近いですね。」
にこやかに、ハキハキと小学生なら最高の彼が四国の長曽我部元親。昔は相当女の子ぽかったらしいのですが、ある戦を境に鬼若子と呼ばれる様になったとか。
優秀な弟達に支えられながら彼は四国の覇者にまで上り詰めたらしく、信長を敵のように見ていたらしい。
「ワシさドキドキして眠れんかったんよ。」
「ど、怒鬼怒鬼?」
「何やら盛大に勘違いしているな。」
信長は(一応)足を組み、(一応)秀吉に言った。
「まあよい、猿、この者に何か出せ。」
「僕にそんなこと言っていいんですか。信長ごときが。」
「あっ、あれー?おかしいなー。」
「まあいいですよ。出してきてやりますよ。ホラ、金!」
金を散々取られ、霞んだ目で長曽我部に目をやった。
あっけに取られて口を開けている。終わったと確信した。
「…も、元親くん…?」
「すっ、凄いです!家臣に常に無礼講でいさせるなんて!」
「あー、もう!めんどくせーよ!それでいいよ!それで!!」
信長は叫んだとか。
(絶対にこれは無いな。)
長曽我部元親
鬼若子と呼ばれる四国の覇者!
長曽我部水軍は後に凄く活躍すると私は思うよ!
鯨を釣るのが本当の趣味だとか!
彼のお話は、本当に大好きです。毛利や伊達の次くらいに好きです。