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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.2 )
- 日時: 2014/12/03 21:33
- 名前: 捨駒 (ID: fmI8cRcV)
「…え、ナニソレ。イミワカンナイ。」
急に片言なった男は猿顔の男に言う。
「猿、本当にいいのか。ワシの妹が…市がァァ!!」
「殿!お止めください!恥ずかしいですよ!?」
泣きじゃくる男こそは戦国時代でも有名な織田信長。まあこの方もゲームとかではラスボスに存在する強面というイメージがあるが、きっとなんらかの事があったに違いない。
真っ先に声を上げたのはその家臣、明智光秀。猿と呼ばれたのはご存知、豊臣秀吉。頭を抱え、隠して泣いているのが柴田勝家といったところだろうか。この通り、カオスである。
「ほら!かっちゃんも泣いてるし!」
「柴田殿!泣かないの!」
ほぼお母さんと言っていい明智だが、ここで先程まで黙っていた秀吉が口を開いた。
「歴史書に残りますよ。殿。」
一瞬黙り込んだ信長だったが、すぐに潤んだ目をぬぐい
「今の所、カットで。よろしこ。」
「なぁーにがよろしこですか!」
自分の家臣に怒られてすぐさま泣き出した。
「あ、今殴ったー。殴ったぞー。」
「殴ってませんよ!秀吉殿!」
「クソが…蘭丸。殺れ。」
「あいあいさー!」
「え?ちょ、何っ?え…」
どこからともなく聞こえた聞こえた声の後、時代に似合わない爆音。小柄な蘭丸には似合わないバズーカ砲だった。
織田信長→後世に伝わる自分の出来事を気にしている人。シスコン。
森蘭丸→重火器の好きな子供。明智を殴りたい。
豊臣秀吉→クールなアイデアマン。明智を殴りたい。
明智光秀→玄人。あけっちとして親しまれている。(本人は嫌だ)
柴田勝家→瓶割り柴田(かっちゃん)の愛称で呼ばれる、ゴツい人。お市が好き(ロリコンだと思われる。)
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