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- Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.21 )
- 日時: 2015/01/04 11:42
- 名前: 捨駒 (ID: PBOj5esF)
ロケット団になりたい今日この頃。
前田慶次と直江兼続の練習はまだまだ続く。
「よし!一旦休もうぜ!」
「分かった。お茶いれてくるね!」
まだ若い二人も声だしは苦労する。傾のフェイスペイントに汗がのり、それを手拭いで拭った。
雪の中、二人の白い息は景色をまたも白く染めていく。
「おっはー。」
陽気に登場した人物に慶次は目を輝かせ、声を出した。
「景勝様!」
「もう昼にございますよ。」
「えっ、嘘。ごめん。眠かったから。」
直江の小言にモサモサとした頭を振り乱しながら謝った。その潔さに感心する慶次と、家臣に頭を下げる事を躊躇わない事に腹をたたせる直江である。
アフロとも言ってもいい髪型で顔が見えないのが彼の特徴だ。そのせいか、感情が全く表に出ず直江は苦労している。
そんな苦労も知らず、毎日引きこもりあまり喋らない日々を繰り返していた。
「ところで景勝様。」
「ん?」
「…女子とはいつ…あーいう行為を致すので?」
「ん?なんて?耳遠いから聞こえないな。あー!」
「逃げてんじゃねーよ!コラ!昨日の夜襲ってきやがって!」
走り去っていく景勝の背中に罵倒を浴びせながら直江は縁側に座った。
「…全くだ。」
「女の子が嫌いだもんな。男なんてどこがいいんだか。」
「謙信様も男色家だったよな。」
「うん。」
頷き合う二人と景勝。今後子供が産まれるかは謎である。
上杉景勝
仙桃院の子供であり、上杉謙信の養子。男色家という説があるよ。女子が嫌いだよ。感情を全く表に出さないらしいよ。
本当は格好いいよ。オタク気質だよ。
前田慶次
傾奇者にて候。傾のフェイスペイントが右頬に入ってるよ。登場台詞はムサシの方を担当。朱槍と愛馬の松風が大好き。お酒と女の子も大好き。
いけ好かない豊臣があまり好きではないが、まあまあ楽しい。
直江兼続(樋口与六)
愛妻家。愛のフェイスペイントが左頬に入ってるよ。登場台詞はコジローの方を担当。奥さんと仲が良い。謙信と関係があったように思われる。
三成とは大親友。慶次とも大親友。めっちゃいい奴。伊達政宗は嫌い。(しかし、本人には気付かれていない。)