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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【戦国】殿と家臣と【短編集】 ( No.25 )
- 日時: 2015/01/23 16:32
- 名前: 捨駒 (ID: EX3Cp7d1)
朝倉家と昔から仲の良かった浅井家。
その浅井家当主の浅井長政はドキドキしていた。
「の、信長…ァ?!吉法師だよね!嫌だな…僕なんかが会うの…?お市様だけでいいよォ…」
「そんなん言ってる場合か。大丈夫や。ワイもなんとかしたろ。な。」
「父上!ありがたい!」
父の久政を連れて行くも、一人で行ってこいと言われて保育園に嫌々入っていく様な子供見たいに潤んだ目を久政に向けた。
親指を立てて微笑んだ父に不安が残りつつも、親指を立てて同じように返した。
「ようこそ。吉法師の城へ…」
「ヒィイッ!」
初っぱなからビビリ倒す長政に秀吉は笑いながら対応する。
「気楽に行きましょうよ。…アンタ面白いしな。」
「えっ?なんて、なんて言いました?!」
「チッ。蘭丸、信長どこだっけ。」
「あっちですよー!ね!利家さん!」
「あっちから臭いがするしィ。」
変わった人ばかりだなと、長政は思った。
南蛮から来た家臣もいれば、蘭丸の様な可愛い小性もいる。変わった家臣と言えば前田利家とか、女装している奴とか。歩きながら寝てる人もいる。
「あ、あの、藤吉郎さんですか?」
「秀吉だ。」
「あっ!はい!あの、秀吉さん、信長さんってどん
「秀吉様ァァア!!秀吉さばァァア!!」
「やめてー!佐吉!ちょっと、本当にやめて!」
廊下を走り回る二人の男から逃げるように秀吉はどんどんと奥へ進んでいく。
「ここだ。後は柴田に任せとくから。」
「え、えぇェ…」
続く…
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