コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: EUREKA→KEEP THE FAITH ( No.170 )
日時: 2015/10/03 17:18
名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: 5YqwrR3X)
参照: ←


「では私は一旦帰りますね☆」
「じゃああたしもavail oneself of!」
「シリアスブレイカーどもめ」

 詩音と鈴芽が同時に実家へ戻った。

「さて、作戦会議始めまるぞ」
「ニートが働き出した」
「安心しろ一番驚いているのはオレだ」
「で、何を決めるんだ?」

 魔王と千破矢のやりとりに豪雷が問答無用で割り込む。

「対策と当番」
「当番?」
「前はメイドやらがうじゃうじゃいたから良かったけど、今は僕らしかいないからね」
「うじゃうじゃて」

「っていうか対策とか言ってる時点であの2人行かせてよかったの?」
「デジェルの部下で頭が花畑だと見せかけてけっこう考えているフラム君が何か言ってるぞ! あいつらなら大丈夫だと思う!!」

 突如首を突っ込んできた黒髪少年もといフラムの発言を素早く千破矢がフォロー。——ちなみにデジェルはとっくに起きている。

「そう言えばひなたは?」
「あの部屋にこもってる」
「いい加減封印しないとな」
「二重に封印するのかよ」

「——何か来た!!!」
「デジェルのテンションが高い」

 部屋の扉を盛大に音を立てて開け、若干髪の色が薄くなって来たことで印象付けられてしまったデジェルが飛び込んでくる。そして机を勢いよく叩いて言い放つ。

「やたらカラフルな獣がグラギエスに押し寄せてきてる!!!」
「「「何それ怖い」」」

 窓から顔を出すと、たしかに色取り取りの生物の群れがきている。アステルはそれを凝視してから、窓を閉めた。

「ゼノが出したトイフェルのような感覚の化け物だな」
「対策とかまだ考えてないよどうするの」
「結果としてああいうのはどう処理していくの?」
「……」

 真白はデジェルが開けっ放しにしていた扉に手をかけ、とてもいい笑顔——という名の殺気ごもった笑顔を浮かべた。

「千破矢、狩りの始まりだ」
「言い方が!!!」

 対策→返り討ちにしてくれよう。