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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: EUREKA→KEEP THE FAITH ( No.180 )
- 日時: 2015/10/23 18:01
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: 5YqwrR3X)
- 参照: 理由は簡単、時間がないんだァァ!!←
(真白が窓から撤退2号になりつつある現状。※1号は狼)
旅の最中使っていた荷車いっぱいに食料その他を詰め込み、さらにデジェルを押し込み、豪雷は器用に馬さん達を操縦していた。
「酔った」
「耐えろ」
「無理」
「吐け」
買い出しにこの2人を抜粋したのは先日、文字通りの意味でgdgd前回なバトルを見せてくれたからである。真白が窓から出陣するほどには。
もう少しで城に辿り着くというところで道端に人が倒れていた。銀髪と狼の耳——。
豪雷は首を傾げて呟いた。
「……狼?」
*
「——ほう、それで回収してきたわけか。荷車が、というか馬どもがバテてるぞ」
「リンゴとミカンです。そして私はこの人物にトラウマがあるのですが」
「俺はこいつを見たことがある気がする」
「魔王軍な五月雨狼です」
「ああ、あの時脱退した……」
「「「ふぁっ?!」」」
「なんだこいつ魔王軍抜けたのか。もう一生会わないと思っていたんだが」
「そもそも魔王軍という組織から抜けることが出来たんですね」
真白、詩音、デジェル、豪雷がベッドに寝かせた狼を囲んでごちゃごちゃと話をする。フラムは狼を見てものすごく驚いた表情をした。
「うわ狼さん久しぶりに見た!」
「フラムがデジェルよりもギルドメンバーを把握している説浮上」
「ねえねえ、どうするの?」
「たしかにそれだよな……」
「起こす。事情を聞く。対策をする。以上」
「「うぃっす」」
扉が開き日向が顔を出す。
「夕飯出来たけど。容態は?」
「変化はない。気絶しているだけ」
そう言いながら狼をチラチラと見る真白。それに気付いた詩音は苦笑を浮かべた。
「では、交替で見ましょうか。まずは私と真白でよろしいですか?」
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