コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【アンケート】EUREKA【実施中です】 ( No.43 )
- 日時: 2015/01/27 23:24
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
継母→風蘭、鏡→日向。こんな結果になったのは全てくじ引きの結果。
ちなみに日向は鏡のふちを持って蓮の魔法の効果で浮いている。そして風蘭の服装が日向の物を借りただけあって真っ黒。
「……真っ黒な風蘭もかわいいですね」
「なんかその気持ちわかるかも」
「ガバガバじゃん」
『一方その頃、お城では継母が鏡に向かって……ごちゃごちゃとねちっこくしておった』
「「「ちょっ!?」」」
“尋ねる”という字を忘れ、要約(?)してしまう豪雷に、舞台裏のメンバーが制止する。
「も、もう始めて良いかなぁ……?」
「……良いと思うよ」
「『鏡よ鏡、世界で一番……綺麗なのは、白雪姫でしょ!』」
「「「答え出しちゃったよあの子!?」」」
「……うん、そうだね。『はい、その通り。世界で一番美しいのは白雪姫です』」
「『やったぁ〜♪』」
——あぁ、駄目だこの継母様。全員が心底そう思った。
もっとも、子ども達には高評価だが。
「『えぇと、どうするんだっけ??』」
「『あなたが一番になるには、白雪姫を国から追放しなければなりません』」
「えぇっやだよぉ!」
「そう言う話なんだよぉ!」
もはや半泣きの鏡と、こっちはこっちで泣きかけている継母。
そのあと、真白がまさに光速でライトを落としたという。
「あぁっとその後お前出番じゃねェか早く行けェ!!」
「了解」
千破矢に全てを任せ、豪雷がナレーションで時間を稼いでいる間に、真白はレースやらが施された服を整えてから、舞台のど真ん中に倒れる。
『こうして、継母の命令によって白雪は国を追放されてしまった。当然世間知らずの白雪姫はこの先町へ行っても、……ドナドナ? やめよう』
「豪雷グッジョブ」「豪雷ナイス」「さすが豪雷」「でも白雪呼び捨て」
「チッ」
『まあ、色々あってだな。白雪は森の中で行き倒れ……貧弱な。ごほん、そこにかわいらしい小人たちが来る』
「「「貧弱なェ……」」」
ぼそりと突っ込みながら舞台へと飛びだす小人役。ちなみに、蓮、詩音、鈴芽。
作者は気付く。「あ、小人にまともな人が……」。
「『か〜わいいこうし〜』」
「『うられてゆ〜く〜よ〜』」
「ごめんその歌知らない。『あれ、こんな所に人が倒れてるよ!』」
「『行き倒れかなぁ?』」
「『そうですね、とりあえず家に連れて行って、手当をしてあげましょう(意味深)』」
「意味深やめろ」
探検服に赤い帽子と言った、“これぞ妖精”と言わんばかりの“小人”達は、詩音に白雪姫を抱えるのを任せて家のベッドに寝かせてあげる。
「案外軽かったですね」
「それはあとで真白に何言われても文句は言えないよ? 事実だけど」