コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: EUREKA ( No.80 )
- 日時: 2015/03/03 21:47
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
「つまり?」
「あたしのマイクはまだ手に入ってないし詩音の呪い解くにはもう少し時間掛かるかも?」
「……さっきの場所に、マイクの持ち主も呪い解ける人も勢ぞろいだな」
「「「あ」」」
「えっ」
全く気付かなかった模様(作者は豪雷がESP疑惑の時に気付いた)。
*
「わっしょーい!」
「「えぇっ」」
ある意味安定の鈴芽と、豪雷と千破矢のハモり具合。
蘭と林に関しては鈴芽が再び登場したことに呆然とし、5名に至っては「逃げた鳥が帰って来た」状態。
「Grandmother! あたしのマイク返して!」
「おい、帰って来て返してって言ったぞおい」
「それはツボってるの? 千破矢?」
「ふう、意味がわからないよ?」
口元を押さえて笑いを堪えてる千破矢と、色々と理解していない蓮と風蘭。そしてそれを見て溜め息とともに前線に出る真白。
「鈴芽……。……その真っ白なのは何だい?」
「あたしの仲間だよ。氷族の——」
「自称氷兵。由利真白。マイク返してこの紫の呪いといたら即座に撤退予定である。ちなみに魔王軍であろう双子? は倒した。すまない」
さらりとカミングアウト。
5人は輪になって相談を始め、手前に出て来た2人が笑顔で、
「良いでしょう。ただし、条件があります」
「——私たちに勝って下さい。由利真白。あなたが勝てば、マイクを返し、その少年の呪いを解いて差し上げます。私たちが勝てば、あなたと鈴芽を回収、永遠に私たちの奴隷です」
「ふむ。勝利条件は?」
「相手全員の気絶」
「素晴らしいなそれ」
——真白VS2人の女性。真白一人で戦うことになる。
「先に言っておきますが、私たちはバンシー・歌姫の中ではトップで強いですよ?」
「鈴芽は?」
「鈴芽は論外です」
「なるほど。武器は? あ、皆とりあえずさがれ」
「武器ですか……。まかせます。あ、殺しちゃ意味ないんで駄目ですよ?」
(え、あたし切り捨てられた)
何気に少しショックな鈴芽。だがそんなの知らない。
——戦いの火ぶたは一部の一方的な意見により、叩き落とされた!!(結果、真白は戦闘参加)