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Re: 俺の日常は真面目にスーパー可笑しいのではないだろうかっ。 ( No.12 )
日時: 2014/12/21 08:30
名前: 田中 (ID: kb.6vsha)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第5の話 「ドSって見方を変えると可愛いらしい…のか?」


「鍵が無いってどういう事!!何で!!じゃあ、どうやってコレを俺に着けたんだっ!」

俺は自分の首に着いた首輪を差して言う。しかし、この首輪なんかいいよね、何処で手に入れたんだか…今度聞こう。

「いやぁ、適当に着けたんだけどさ。着けるのは簡単なのに外すのは難しいんだネ。コレって」

そう言って、爽やかな笑顔で答えるザクロはどこか可愛いのだが、そんなの俺には関係無い。

今の俺は…そうさな…例えるなら、“逆さになった亀”の様な感じだな…。
何となくだが…。な。

ってこんな事考えてる場合じゃないだろ俺!!コレどうするよコレ!!

「あ…でもコレはもしかしたらマフラーとか着けたら隠せるんじゃね?何でこんな事思いつかなかったんだろっ!俺天才やん☆」


と思ったのも束の間。ザクロは、何時手に入れたのかもわからないなにがし高校の生徒手帳をパサっと開いたかと思えば、

「もー、やっぱりケイタって、脳の造りがダチョウ以下だよね。ほら、見てみてよ、此処。」
そう言うと、校則が書かれているページの何条目かを指して、

「これ読んでよ。」

「ああ…えぇと、

 『第24条 幾ら寒くても、マフラーを学校敷地内では着けない事。守らなかったら罰金34444554円だから。』

……と。……いや、ふざけてんじゃねぇえよおおぉぉおっっ!!」

「何で?何処がふざけてるの?ケイタの頭の方がふざけてるんじゃないの?」 

「だから、何だよこの校則!!違和感どころじゃねぇよ!!おかしいよ!!校長、俺より頭いっちゃってるよ!!」

「いや、アンタの方が頭いってるよ。それに、しかもそれ作ったの僕だから。」

「はいぃぃ???ちょっと、君何しちゃってんの?!そんな、学校にも通ってない人が校則変えちゃって良いのかよっ!!」

「いいんだよ、僕の場合は。」


いやいや…


「何処も良かねぇよおおおお!!!」




…と、こんな感じに俺とザクロは今日もツッコミとボケがはっきりと分かれた会話をしているのだった。