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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺の日常は真面目にスーパー可笑しいのではないだろうかっ。 ( No.8 )
- 日時: 2014/12/20 23:54
- 名前: 田中 (ID: kb.6vsha)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
第4の話 「首輪を着けるか着けないかで、相手の印象は大きく違う」
あの後、謎すぎる少女ラチルは「もう!!やだ!!アンタ達の事なんて忘れちゃうんだからねっ!!」と言って何処かへ飛んでいってしまったので、俺と佑司も帰る事にした。
…何だったんだろうね。あの子。
ところ変わりまして、此処は俺ん家の玄関の扉の前。
どうせ、今日もアイツが待っているのだろう…。
扉のノブに手を掛けて、勢いよく開ける。
「ただいまぁ!」
そう言った瞬間だった。
「お帰りいぃぃぃ。」
無表情のままガバッと俺に抱き付いて来たのだ、柳場 ザクロが。
俺の兄弟と言う訳ではなく、ただ単に俺が拾って来たヤツだ。しかも、最初見た時結構可愛いかったから女の子かと思ったら、男で。更に同い年らしい。
「ただいまな。ザクロ。」
「おかえり。」 (`∀´)>
……ん?何か変な顔してなかった?
何て言うか…
「やったぜ…しめしめ」
……みたいな?
「ケイタって、隙が有りすぎるよねぇ…」
ザクロが離れたかと思えば、恐ろしい笑みを浮かべているではないかっ…。
これは、アレだな。『ドSスイッチ』が、ON状態になったな………って事は!!
俺は首を触る。やはりだ、また付けられている。ご察しの通り首輪が付けられていたのだった。
…ん?この首輪…は?おかしいよ?何かおかしい。何て言うか…ちょっと細かい。ちょっとだけ細かい。鍵が凄い数あるんですけど。軽く数えても30個位はあるだろう…。
「オイオイ…冗談やめろよなっ!!…これってどうやって外すの!?」
「さー。…出来るけど鍵無くした。」
はい?…はいイイイイイ?!!
「え、今何つったよぉっ…」
「鍵、無くしたって言った。」
「…う、嘘…だろ…。」
鍵が無ぇだってエエエエエエエエェェェエエエエエ!!!
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