コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 紫乃吹雪〜恋乃手紙〜 ( No.54 )
日時: 2015/04/01 23:19
名前: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (ID: SkZASf/Y)

部活に行くため、玄関に行く。
そしていつも通り、靴を取り出そうとした……あれ?
ノートの切れ端?が入っていた。
半分に折ってある。
「あれー、澄怜、もしかして、それラブレター!?」
それを目ざとく見つけた藍。
「いやー、違うと思うけど。」
と言いつつ、私は折ってあった紙を開く。

『部活終了後、校門で待つ。』
差出人の名前無し。
几帳面な字。
男子かも女子かも分からない四角い字。

「うわー、澄怜、これ、きっと呼び出しだよ。」
澄怜に彼氏居んのによく呼び出せるねー、と藍。

呼び出し?
イタズラではなく?

「もう、澄怜、鈍いなぁー」
藍が言う。
こんなに喋くってていいのか、藍よ。
吹奏楽部は、早めに集合がモットーだったんじゃ?

「いいの。」
よくない。
「そんなことより、誰が呼び出したか、ってことだよねー」
「俊は無いと思う。」
「あいつだったら、口で堂々と、でしょ。」
藍は言う。

「まあ、ガンバ〜」
何を?

「藍、これイタズラだと思うよ。」
くちゃ、と紙を潰す。
「えー、もったいない!もし男子だったら?」
「男子?ありえないありえない。」

まあ、いいや。
部活、行こう。