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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋乃手紙【9章目突入!】 ( No.62 )
- 日時: 2015/04/05 15:45
- 名前: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (ID: 7NcgQhKb)
「?」
どういうことなんだろう。
「『幼なじみ』っていう立場だけだと、お前のそばに居れない。だから、」
有季はここで息を吸った。
「…だから、俊とじゃなくて、俺と付き合ってほしい。」
そう言われて、いろいろな感情が溢れるのを感じた。
甘くも苦くもない、喉にこみ上げてくる、この感情は。
いろいろなことを思い出した。
公園、美術室への廊下、公園、プリクラ機の中、学校の生徒玄関、ざわつく教室…。
私、今、気づいた。
「ごめんなさいっ!」
誰に謝っているかも分からない。
それだけ言うと、私は、有季を置いて、どこかへと走ってしまっていた。
☆
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