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Re: 赤い糸のジンクス〜私の運命の相手はナルシスト!?〜 ( No.3 )
日時: 2014/12/30 10:02
名前: ちほりん (ID: WUYVvI61)



第一話 赤い糸のジンクス

「いやー、やっぱり俺ってかっこいいい……」

「はいはい。それ、今日156回目。」

こんにちは!私、大塚 千夏。んで、今話していたのが幼馴染みの犬塚 千秋。

自分で自分をかっこいいと思ってる究極のナルシスト。

「あ、千夏ちゃ〜ん!千秋君!」

「龍センパイ!瑞希!」

名前を呼ばれて振り返るとそこには私の片想い相手、龍センパイとその妹で私の親友、瑞希がいた。

「千春は?」

「あ、お兄ちゃんはちょっと風邪で……」

千春って言うのは私の兄で龍先輩の親友なの。

「てかさー、時間、ヤバくない?」

瑞希の一言で時計に目をやると……

「7時、50分。」

え。

「ヤバイ!あと十分!」

「いーそーげー!」

私たちは一気にもうダッシュ!

そして門が閉まる前にすべりこみ!!

「……今回も、ギリギリセーフだな……」

そしてこうして毎回先生にため息をつかれる。

「ま、間に合ったぁ……」

四人揃って息がハァハァ。

「とりあえず、教室行くか!」

「そうだね!またあとで!」

私たちは龍センパイと別れて一年生の教室に向かった。








☆☆一時間目終了☆☆








「ちーなーつーちゃん!」

休み時間、瑞希と話していると同じ暮らすの美妃(みき)ちゃんが話しかけてきた。

「私の、運命の相手って誰かわかる?」

きた。またこの質問。

「分かるけど……?」

「じゃあさ、調べてくんない?」

私は勝手に腕を引っ張られ廊下に連れ出された。もちろん瑞希も。

「それじゃあ、レッツゴー!」

何か瑞希ノリノリだなぁ……


私は美妃ちゃんの小指から延びている赤い糸を辿って廊下を歩く。

「あ!」

「どうした?」

「赤い糸、ここで止まってる……」

私が止まってると言った場所は学年で一番かっこいい人とかまぁ、とにかくかっこいい人達が居るところだった。

「誰々誰!?」

「えっと、右から二番目の櫻井くん……」

櫻井くんって確か、一番かっこいい人だった気が……

「え!?」

美妃ちゃんはそうとう驚いてる。

「運命の相手もわかったことだし……とりあえず、教室戻るか……」

「そう、ダね……」

瑞希の一言で私たちは教室に向かった。