コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: なるやん、時々へたつん。【オリキャラ募集!!】 ( No.18 )
- 日時: 2015/02/14 23:28
- 名前: 彼方 (ID: SrUKMM4y)
そうした会話をしながら歩いていると、教室に到着した。
俺と唯が一緒に登校して来たのを見て、クラスメイトが、途端にざわめき出した。……しまった。こういう反応されることぐらい、考えりゃすぐ分かったようなもんなのに。
俺と唯を見て、目を剥いて代々木が俺に迫ってきた。
「よ、吉岡っ!あんた、唯ちゃんと付き合ってんのッ!?」
俺はしどろもどろになりながら答えた。
「えっ?い、いや、付き合ってないけど「それ本当ッ?」
あまりの剣幕に気圧されつつ、肯定する。
「よ、良かったぁ……」
心なしか、クラス中の女子から安堵したような空気が流れた。
「あ、えと、違うからねっ!?そういう意味じゃなくて、そのっ……」
そういう意味?安心した理由は、「あたし彼氏いないのに、あの絶望的にキモくてブサイクな吉岡ですら、唯ちゃんっていう彼女がいるなんて……!」
みたいな意味じゃないのか?
「と、ところで吉岡っ」
「ん?何だ?」
「その、今日さ、何で唯ちゃんと一緒に学校来てたの?」
「いや、朝唯に声かけられたから……「唯っ!?しっ、下の名前で呼んでんの……!?」
胸を撫で下ろした様子の代々木が、再び目を剥いた。
「え、ああ、下の名前で呼んでって言われたから……」
「は?え、何で、その、えっ?」
狼狽えた様子の代々木。そりゃ驚くよな、俺と唯なんて世界が全く違うやつだから。俺もびっくりだよ。
「唯も本当物好きだよ。俺なんかどこがいいんだろうな?」
「えっ?ちょ、待って待って待って整理させて」
両手で俺を制しながら必死に考える様子を見せた代々木。そしてしばらくして、確認するように代々木が問いかけた。
「もしかして……、唯ちゃんってあんたのこと、その……、好き、だったりするのっ?!」
一瞬迷ったが、俺に声をかけて一緒に登校して来た時点で、唯には隠す気がないんだろう、と解釈して、頷いた。
「え、え、えええええええっ!?」