【プロローグ】 こんな、自分でも良く解らない力。一生、誰かの為に何て、ならないとずっと思っていた。 いや。それどころか、この先の人生で、この力を使う事など無いって思っていたんだ。 でも。 きっと。自分の使い方次第で、どんな未来にでも変えられる。いや、変えてみせるよ。 キミと出逢って、大切なことを知って。この力のことを、もっともっと、深く解ったと今なら感じる。 だから、ね。「——さぁ今日も、この星に生まれた誰かの為に……」