コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.2 )
- 日時: 2015/01/11 01:29
- 名前: 独楽林檎 (ID: FTx5/VHw)
早速、本文行きます。
「あー、もう2月も終わり、かあ……。」
呟きながら、私———青永葵は、読んでいる文庫本から、目線を上げた。
その言葉の通り、今日は2月24日。
つまり、ひな祭りまで、あと1週間ほどだね。
時刻は……午後4時半程度?
だから、平日だけど、もう自宅に帰ってきている。
「暇だな〜」
あ……声に出しちゃった。
悪い癖だよなぁ。
でも、もちろん宿題はあるけれど、どうも、手を付ける気にはなれないもんな〜。
「思ったことを声に出さない」、その目標を達成して、全身でガッツポーズをしてしまった、その時。
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
ん?
こんな微妙な時間に、だれだろ?
「はーい」
外にも聞こえるように返事をして、私は、玄関の方へと駆けていった。
ものすごく短いですが、ここまでです。
最初にも書きましたが、入力ミスがあれば、教えてくだされば幸いです。
あと……感想とかも、伝えて下されば
「わ〜いっ!」
と喜ぶと思います。
よろしくお願いします!
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.3 )
- 日時: 2015/01/11 13:52
- 名前: 独楽林檎 (ID: FTx5/VHw)
玄関に走って行きながら、考えた。
さっき見たとおり、今は午後4時半。
この時間帯に来るのって……押し売り業者?
出ないでおこうかなぁ……。
そんなことを考えても、この家はそんなに広くない。
もう、ドアを開けちゃった。
そして、
「はーい、押し売りならお断りですけど……ってわあ!」
なにかが私に抱き着いてきた!
「はえあわわわわわっ」
変な声が出てしまう。
パニックになりながらも、少し考えて、その「なにか」を押し返してみた。
私に抱き着いていたのは……
「エミ!?どうしたの!?」
そう、エミだった。
そこまではいい。
エミ、ちょっと、涙ぐんでない?
「ちょっと、エミ、どうしたのよ」
また抱き着いてきそうなエミの肩を押し返して、何か、殴ったらどうにかなるかなぁ……と思い始めた。
その殺気に気が付いたのか、少し慌てて、
「ま、待って、さっきラミに殴られたばっかりだからぁ……っ」
って。
はぁ……。
「どうして殴られたの……ラミって誰」
(注:アオイはラミを知りません)
「ラミ……私の妹ぉ……」
ふ〜ん、妹さんかぁ。
「で…………助けてぇ」
はっ!?
「だから、どうしたのよ」
何度も聞いてると思うんだけど。
「……あ、あの、誕生日……ラミの誕生日……忘れてたぁ……」
へっ!?
「い、妹さんの誕生日、忘れてたの!?」
「だから、助けてぇ……何か、用意してぇ……例えば、ケーキとかぁ……」
ああ……。
分かりましたよ、A型ですし。
「ホントにぃ!?」
うざいなぁ。
「あー、よかったぁ、あたし、アオイを友達にしておいて、本当に良かったよぉ!」
本当にウザいなあ。
「あ、ラミの誕生日は3月3日だからね。覚えといてぇ!」
うざいかr……え、3月3日!?
ひな祭りの日で、あと1週間ジャン!
「え、それ、間に合うと思って…………行っちゃった……」
私が声を掛けようとしている間に行っちゃうって、どういう了見よ!
ほんっと、マイペースなんだから……。
妹さんの好みも聞きたいし……
エミの家に、押しかけようかな……村咲家、隣だし。
あ〜……やめとこ。
明日、学校でエミに聞いたほうがいいよね、それが礼儀。
ちょうど暇だったし、作るものの候補を決めておこうっと。
暇とはいっても、宿題はあるけど。