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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.17 )
- 日時: 2015/02/03 17:58
- 名前: 独楽林檎 (ID: iFTmHP4V)
〜次の日〜
「ぜんざい、羊羹、大福、干し柿、最中、なたねきんとん、雛あられ、桜餅、ぼた餅」
こんなに候補が出たんだよっ!
すごいでしょ!?
インターネットで調べてみたんだよ!
え?
すごくない?
調べたんだから?
しょうが無いでしょ、まだ6年生なんだし!
それに、これは、キーボードを打てることを褒めてほしい!
なんて心の中で抗議していると。
「おいっ、あんた!」
登校中、後ろから声を掛けられた。
家の手前で「あんた」なんて呼ぶ人と言えば。
「はい!なんでしょうか?」
妹さんだ。
ところで、私、どうして3年生相手に敬語なのかというと。
妹さんに、「パーティー係のくせに!」と叱られそうだから。
「今までに決めたことは?」
よしっ。
その質問、待ってました!
「パーティーに出すデザートが、あらかた決まりました!」
見てください!
と、ノートを差し出すと。
「ふ〜ん、いいぞ、デザートはこれでオッケー!次は、飲み物を決めることだね!」
あ、飲み物!
忘れてた!
妹さんって、割と頭がいいよね!
思いながら、ノートに「飲み物」と書いた。
ふふふ。
このノート、にぎわってきたじゃん!
当日まであと5日だけ(……!)とはいえ、結構いいペースじゃない!?
妄想で盛り上がっていると、いつの間にかニヤニヤしていたらしく。
「何、考えてるの……ニヤニヤしてて、気持ち悪い」
なんて言われちゃった!
あ、やべっ。
ニヤニヤしてる場合じゃない!
なんてったって、学校ですることがあるからねっ。
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