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「えっと、えっと……とにかく、パーティーを盛り上げて！」

　焦りすぎて、私、言いたいことが言えてないよ！

「ふうん……わかったわ、このパーティーが盛り上がったら『私のおかげ』って言わせてやるのよ！」

「真矢様と私なら、絶対に大丈夫ですよね！」

「もちろん！」

　なんだか晴れやかな話をしながら、去って行った……かと思いきや、またダッシュで戻ってきた？

「本番はいつ？」

　真矢が聞いてくる。

　なぜ聞くんだ？

「練習が必要なのよ、特に『こ』……言わないけど、知っておく必要があるの、真矢様にも、私にも！」

　なるほど。

「３月３日……だけど」

　答えを聞くや、真矢と気保理はダッシュで北校舎へ。

　北校舎にあるのは、特別教室や職員室などで……。

　何をしに行ったんだろ？

　……なんて、気にしている暇はない！

　やることがあるもん！


　心の中で叫びながら、私は、６年３組に向かった。