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Re: 魔女になりたいあなたのために【オリキャラ&コメ募集!】 ( No.11 )
日時: 2015/01/14 20:29
名前: ちほりん (ID: zNloJ7/F)



第二話 信じていれば、必ず会える。(後編)




「これが……妖精の家……」

その家は、ピンク色の屋根に、水色の壁、黄緑色の扉、全体的にパステルカラーで妖精みたいな家だった。


「とりあえず、写真撮ろ!」

峰亜はそう言うと、ポケットからスマホを取りだし、写真を撮り始めた。

『人間…』

後ろから声がした。

「え?」

私と峰亜が振り返っても、そこには誰もいなかった。

『下よ!』

「下?」

言葉通り、下を向くと……

「「よっ、妖精!?」」

『何よ。あたしのこと探してたんでしょ?』

そこには羽がはえたパステルカラーの妖精がいて、

『何でも教えるから、捕らないでね。』

捕まえようとしたけど、止められた。

「何でも……?」

『そう。何でも。』

何でもってことは……

迷っちゃうな……

でも、ここは……

「魔女になるにはどうしたらいい!?」

やっぱ、これでしょ!

『……魔法については、専門家の人に聞いて……』

センモンカ?

『じゃっ……』

「待って!専門家の人って、誰!?」

『……ヒントは、天真爛漫少女と、転校生よ……』

テンコウセイ?

「転校生って、今日来るの?」

「とりあえず、教室いこっか!」

私と峰亜は首を捻りながら、教室へ向かった。










「おっ!これで、全員揃ったな!転校生を紹介する!」

教室へ入った瞬間、先生にこう言われた。

もしかしなくても、私たちが最後?

「…朝比奈ファルルです。趣味は、料理。苦手なことは過去を語ること。よろしくお願いします。」

ハーフかな?

転校生ってことは、魔法となにか関係あるのかな?

「それじゃあ、もう、いいぞ!」

先生のその一言で、ファルルちゃんに話しかける人、また遊びにいく人、に別れた。私たちは、もちろん、ファルルちゃんに話しかける側。

「ファルルちゃん、どこから来たの!?」

「私が学校案内しよっか?」

そう言って、みんなが声をかけていた。

よーし!私も!

「あの、ファルルちゃん。魔女っていると思う?」

「……………………」

私のこの一言で回りはシーン。

「…あなたは魔女に憧れてるの?」

「うん。まぁ、夢見る少女的な?」

「ファルルも魔女、いると思う……よ。」

「本当!?」

ってことは、あの妖精の言葉は嘘じゃなかったんだ!

でも、もう一人がわからないな。天真爛漫少女。

「どうもーっ!瀬野 琴羽だよ!ファルルちゃん、よろしくねー!」

この声は……

小柄で童顔の天真爛漫少女、琴羽ちゃんだ!

ん?

天真爛漫少女?

ってことは、

「琴羽ちゃん!」

「はっ、はい!?」

突然の私の声に驚いたのか、琴羽ちゃんの目は、パチクリ。

「琴羽ちゃんと、ファルルちゃん、あ、あと、峰亜も、今から裏庭に来て!」

私はそう言うと、裏庭にダッシュ!

ちょっと準備があるからね!