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Re: 魔女になりたいあなたのために【オリキャラ&コメ募集!】 ( No.14 )
日時: 2015/01/15 18:29
名前: ちほりん (ID: lSjkm3fN)



第三話 魔法使いと妖精と


急いで、裏庭に向かって走ってると、

ドンッ

人にぶつかった。

「あ、すみません…………」

急いで謝ってその人の顔を見ると、

「先生!?」

なんと、先生だった。

「廊下は走るんじゃないぞ。」

先生はそう言うと、歩いていった。

「あのッ……先生ッ!」

「ん?」

「そのチョーク、一本貰えませんか?」

私は先生が持ってるチョークの箱を指差しながら言った。

「ん?いいぞ。ほれ。」

「ありがとうございます!」

先生からチョークを受けとると、再びダッシュ!





ようやく、裏庭にたどり着いた。

『また来たのか。』

「えっまぁ……」

妖精に返事をすると、私は裏庭の端に行き、コンクリートにチョークで魔法陣を書き始めた。

『お前、名前はなんだ。』

「えと……名前は、魔野 愛萌璃です!」

『愛萌璃か……」

そう言うと、妖精は首をかしげた。

「あなたの名前は?」

何時までも、妖精じゃ、悪いもんね。

『われの名は、メルだ。』

メルか……

「じゃあ、よろしくね!」

私がそう言ったあと、

「愛萌璃〜!」

峰亜とファルルちゃんと琴羽ちゃんが来た。

「これ……魔法陣……?」

ファルルちゃんは不思議そうに私の書いた魔法陣を見つめた。

「うん……本より下手だけどねっ!」

「えぇえ!?魔法!?マジで!?」

琴羽ちゃんは相当驚いている様子。

「この魔法陣に、呪文を唱えれば……」

私はそう言いながら、魔法陣の続きを書き始めた。

「よし!」

書けた!

「それではこれから、魔女を呼びま〜す!」