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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 五つのオーブⅡ ‐七賢者の子孫たち‐ ( No.37 )
- 日時: 2015/01/26 12:25
- 名前: ちほりん (ID: ylrcZdVw)
第一話 魔法使いと女王と
「お嬢様。よろしくおねがいします。」
目の前に現れた少年は私のサポーターらしい。
「よろしく」
挨拶をし、リュックを背負う。
「お嬢様。ホワイトオーブと思われるものがこの先の村で見付かったんですが……」
「マジ!?」
じゃあ、その村に行けば……
「その、『ノーラ』の村は……」
隆二は何故か言いにくそう。
「今、謎の魔物に襲われてるんです。」
え。
「なので行くのは……」
「いや。行く。」
私は即答。
だって、行かなきゃオーブゲットできないよ!?
「……分かりました。」
そんなこんなで、私たちは『ノーラ』の村に、行くことに決定!
「ここが…………」
歩き続けて数分。やっと、ノーラの村と思われる所に到着した。
「あ、あんた旅のひとか!?こんな所に居ねーで、おらの家に避難しろ!」
走り回ってるおじさんはかなり焦ってる。
「お嬢様。行きましょう!」
「うん!」
ここは、お言葉に甘えて、おじさんの家に行くことにした。
「!?た、大変だぁ!魔物が攻めてきたぞ!」
おじさんの家は、村の麓にあり、魔物は襲ってこなかった。
だけど、行く途中に魔物が私たちに向かって襲い掛かってきた。、
「お、おっかねぇ……!」
「……お嬢様。魔物、止めにいきますか?」
隆二は、こんな状況でも冷静だった。
「もちろん!おじさん、早く家に帰ってて!すぐ行くから!」
「おお、旅の人。あとは頼んだぞ」
おじさんはそう言うと、逃げるように、自分の家へと向かっていった。
「サンシャイン・フラワー!」
隆二がそう言うと、隆二の手からは黄金の光る花が出て、魔物はその花まみれになった。
「今のうちです!」
私は隆二に腕を引っ張られ、おじさんの家へと走り出した。
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