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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 五つのオーブⅡ ‐七賢者の子孫たち‐ ( No.43 )
- 日時: 2015/02/02 19:05
- 名前: とらじ (ID: ySW5EIo2)
- 参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪
第一話 お嬢様と魔法の杖
「貴女が、エミリアさん?」
「はっはい。」
私、麻木 麗那。
まぁ、普通のお嬢様。
「えっ、レッドオーブの情報がここに!?」
「うん。」
エミリア…………閖架が私を案内した場所は、荒れ果てた町。
「君、ちょっといいかな?」
「そっ、外から来た人間だぁ!怖いよぉ!」
あらら。話しかけたのに、これじゃあ話にならない。
「そこの家、聞けるかも。」
閖架が指差した先には、吊り橋。その横に、家がある。
「閖架。行ってみよう。」
あそこにどんな人が住んでるか分からないけど、ここがどこだか分からないけど、今は、情報を集めなきゃ。
コンコン
「入ってどーぞ。」
中から聞こえたのは、ちょっとふわふわしてる綺麗な声。
「「お邪魔します。」」
中には、声のイメージにピッタリの女の人がいた。
「あの、レッドオーブって、知ってますか?」
「レッドオーブ…………それなら、洞窟の奥のレッドウルフがもってます。」
レッドウルフ……
「あなた達は、今まで来た盗賊とは、違い、綺麗な心を持っています。なので、あなたたちにこれをお譲りします。」
なぜかってに話が進み、渡されたのは赤い宝石がついた杖。
「この杖を使うと、レッドウルフを誘き出すことができます。ただ、これだけで出てくるとは限りません。他の方法は、あなたたちで見付けてください。」
レッドウルフを誘き出せる……
「ありがとうございます!!」
必ずって訳じゃないけど、誘き出せるものは貰っておかなきゃ。
「それと、忘れないで。あなたたちは綺麗な心の持ち主だと言うことを……」
「はい!」
綺麗な心の持ち主、か…………
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