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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 五つのオーブⅡ ‐七賢者の子孫たち‐ ( No.45 )
- 日時: 2015/02/04 17:03
- 名前: とらじ (ID: MXjP8emX)
- 参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪
第二話 魔界の姫と魔界の王子(後編)
「あれが…………!」
正直言って信じられない。
私、王子と姫はずっと人間だと思ってた。
でも、目の前にいるのは、
黒い羽の天使と白い羽の天使。
王子が黒で姫が白。
「……パレードが終わったようですね。」
いつの間にか、パレードは終わってて王子と姫は近くの小屋に入っていきそう。
「王子様!姫様!」
隆二のこの一言で視線は一気に私たちの方へ。
「ウー!?お前、何でここに………?」
「お久し振りです。」
え?何々?この二人、知り合い?
「…………ウー。人間界での暮らしは慣れましたか?」
「………お陰さまで。」
魔界で知り合ったの?
「それでは。私たちはこれで。あ、そうそう。メイユールとソールにもよろしくお伝えください。」
「じゃあな!また、会おうな!」
「お元気で。」
王子様とお姫様はそう言うと、小屋の中に入っていったけど…………
「知り合い、なの?」
「まぁ。」
知り合いなら早く教えてよ!
それより、なんか忘れてる気が…………
「あ!」
話なんか、してる場合じゃない!
「オーブ!」
一番忘れちゃダメだよね!?
何て、思ってると……
「オーブ」
「オーブ」
「あの人、オーブって言ったよ。」
「早く逃げましょう。」
え?何々?
オーブって言っちゃ駄目?
「あのどうしたんですか?」
恐る恐る話しかけてみると、
「お、王子様と姫様に言われたんだ。『オーブって言った人間には気を付けろ』って」
あの優しそうな王子様とお姫様が?
「まさか……」
「隆二!?」
「お嬢様は、危ないのでここで待っててください!」
隆二はそう言うと、王子さまたちがいる小屋に向かって走り出したけど……
どういうこと?
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