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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 私は君の連絡係り ( No.11 )
- 日時: 2015/07/24 10:51
- 名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: sGTz9jZf)
7.爆発
あたしは、泣いている瞳を見る。
瞳____「ごめん」
でも、あたしだって______
瞳はゆっくりこっちをみた。
目が真っ赤に腫れている。
「確かに、だまってたのは悪かったけど_____!」
アタシもムキになって、叫ぶ。ああ、恋は恐い。
人をかえてしまうのだから。アタシモ瞳も。
「でも、アタシもずっと好きだった!
それが、瞳の好きな人だとしても、アタシは諦めれない!」
初めてなんだ、こんなに夢中になったの。
こんなにドキドキするのは。
瞳にもそれをわかってほしい____
「そんなの・・・そんなの私は認めない!!!!」
でも、アタシの思いは瞳には届かなかっ・・・た。
なんで、そんなこというの?
やめてよ、アタシは瞳にそんなこと言われたくない。
でも、そんなことは綺麗事なのかもしれない。
”瞳にもわかってほしいんだ。”
そんなことを思いながら、ただ醜い思いを美化しているのかも。
「瞳には、分からないでしょうね?!あたしの気持ちなんか!!」
____気付くとアタシハ最低なことを言ってた。
こんなこといっても、瞳は分かってくれるはずないのに。
これじゃ、ただの八つ当たり、だ。
でも、それに気づいたときは、もう遅かった___
「ひまりの気持ちなんか分かりたくもない!!!
もういい!!教室戻る!!!!」
それだけ言うと、瞳はその場からたちさった。
「・・・あた・・し・・・だって・・・・」
そう、あたしだって__
健吾が好きなんだから。
後ろ姿の瞳にアタシの思いは届かなかった。
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