コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 私は君の連絡係。 ( No.81 )
日時: 2015/11/02 17:07
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: /bKE8PZK)

30.再確認。

ただいま、バスの中です。

そして、隣で健吾が____



寝てます。

せっかくだってのに。

あと、ちょっとしたら始まるレクリエーションまで寝るとかなんとか。

本当に健吾はKYだと実感する。

前を見ると、瞳と明日目が楽しそうに話している。

あーあ。
あんな感じで健吾と話したかったな。

ま、バスの帰りもあるんだし、それまでチャンスはまだまだある。
それで、がんばるか。


横を見ると、健吾が幸せそうに笑っている。

私も、いつかそんな笑みができるようになりたい。

それと同時にこの人の隣で笑っていたいとも思った。



私はそんな健吾にひかれた。

自由に笑っていられる彼に。大きな口あけてニコッと笑う彼の笑顔が好きで。







改めて、健吾が好きだと実感した。

Re: 私は君の連絡係。 ( No.82 )
日時: 2015/11/02 17:24
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: /bKE8PZK)

31.バス終わり。

「はーあ。つかれた」

結局、健吾はバスでずっと寝ていてなんも話せなかった。

「ひまり、どうだったの?健吾とは」

瞳がそう聞いてくるが、「泣けてくる」の一言でかたづけられるくらいなにもなかった。

自分でいって虚しくなる。

いいな、明日目と瞳は。

明日目は人のことを考えて行動できる人だ。

瞳にぴったりだと思う。そんな瞳がうらやましい。



いいな、私も他人からみて健吾とぴったりだと思われたい、そう思う。



*瞳side*


明日目は私と話していても、ずっと彼女のことを見ていた。

彼女は暇そうにぼーっとしている。

私も彼女をみて、隣の彼をみてため息をつく。

やっぱり彼女にはかなわない、と思った。



そして、彼女に追い付きたいともおもう。