コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 私は君の連絡係。 ( No.89 )
- 日時: 2015/11/02 17:28
- 名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: /bKE8PZK)
36.嘘。違うの。
「話って・・・・何?」
アタシは明日目聞いた。
「あぁ。あのさ・・・言いにくいんだけどさ・・」
明日目が、めずらしく口ごもる。
ん、なんだろ。
はよしろや。こっちはトイレいきたいんだっつの!
「で、話ってなに?」
明日目がなかなか話始めないから、もう一度聞く。
「あぁ。あさ・・・俺さひまりのこと・・・」
明日目が、あと一言を言おうとしたところで___
"ガチャ""
扉があいて、瞳がでてきた。
やばっ。まずい。
あたし、トイレにいくんだった。
「ヒマりぃ。トイレにいくって言ってから帰ってくるの遅くて、それで様子見にきたんだけど・・・」
眠そうにして、瞳は言った。
「あぁ。出たところで明日目に会って___」
アタシは、正直に話したが、明日目が私に用事があってきた。ということはいっていない。あくまでも”たまたま”なのだ。
「じゃあ、明日目くん。ばいばーい」
瞳は、アタシを部屋のなかにいれて、明日目を帰らした。
いつもなら、明日目ともっと、話したがるのに。不思議でたまらなかった。
- Re: 私は君の連絡係。 ( No.90 )
- 日時: 2015/11/02 17:31
- 名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: /bKE8PZK)
37.下劣な奴。
*瞳side*
廊下から、物音が聞こえる。
トイレにいくと言って、でていったひまりは戻ってこないし、黄泉も寝てしまって私は一人になった気分だった。
「あのさ、俺・・」とても小さな声だが、かすかに聞こえた。
聞き覚えのある声__明日目、だ。
__間違うはずがない。好きな人の声なのだかr。
「で、話って何?」
さっきの声とは違う、この声は_ひまりだ。
「あのさ、俺お前のこと_」そこまで言って、明日目はとめた。
ねぇ、ひまり。アナタハまた私の邪魔をするの?
恋に鈍感な私でもこれから明日目のすることぐらいわかる。
とのかくわからなくなって、いつのまにか私の手はドアノブを握っていた。
"ガチャ"
ごめんなさい、明日目邪魔して。
でもね。邪魔したかったの_
*
そのあと、私は明日目を部屋へかえして、ひまりを寝かした。
一人になって、しみじみ思う。
”アタシハやっぱりひまりには敵わない"