コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 私は君の連絡係。 ( No.93 )
日時: 2015/05/31 08:02
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: Uxa2Epx7)

38.下劣な感情。

*瞳side*
昔からずっと、ずっとそうだった。

勉強だってひまりが一番。
ひまりは、男子にももててるし、女子からも人気があって。
運動も、球技以外は五分五分。

ひまりのまわりでは、いつもみんなが笑ってて。
いつでも、中心はひまり。

ワタシはカナワナイ。
少しひまりに追い付けたと思ったら、すぐ大差つけらえる。


だから、あのときも怖かった。

ヒマリニマケルノガ。

それで、あんなひどいことしてまでワタシは・・・・ひまりに諦めてほしかった、健吾のこと。


でも、ひまりは・・・・そんなんじゃ諦めやしなかった。

ワタシは一人で立ち向かうひまりをみて、余計悔しくなった。


でも、わかったんだ、そんなことしてちゃ一生ひまりに負けっぱなしだ_と。

だから・・、次こそ・・・・・・


頑張りたかった。


でも、どうして?
ねぇ、ひまり。どうして貴方は私の邪魔をするの?

Re: 私は君の連絡係。 ( No.94 )
日時: 2015/06/05 21:35
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: Uxa2Epx7)

39.夢のなかで逢いたい。

目の前には、見たことのない少女がいる。
少女の右には健吾が。



アタシはふと迷った。
見たことのない風景。真っ白な床。
なにより健吾のとなりの私の知らない少女____

""ねぇ、貴女。貴女は誰?
健吾。健吾とはどんなかんけい?"""


聞きたい。今すぐ聞きたい。

「・・・・_____”!!」

でも、声が出ない。声にだせない。

ううん。声をだすことが”ナゼか”できない。

声がでないなら..と思い、健吾の肩をたたこうとする。

その刹那________

"アタシは健吾をすりぬけて床に倒れこむ”

健吾はまるでアタシが透明人間かのように、アタシノ横を、あの少女と歩いていった。



まって。まって。

必死に追いかけても、触れれない。
必死に叫んでも、声にならない。



ねぇ、健吾。「待ってー!!!!!!!」

やっと、声にでた。そう思ったときには_______