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Re: 因果を変える物語り《早くも150。ありがと! ( No.11 )
日時: 2015/01/30 20:04
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

拾章
大欲非道


それはね、

この山之手街道がヒントなんだよっ


この山之手街道は 円を描くように町々がつらなっているんだ。


その土地の

上から 駒込 上野 東京 品川 渋谷 高田馬場

に、やつらは居ると思う。

「そやつらの名前と居場所は?」


そこまでは知らないなぁ。
それに僕 人間じたいそんな興味ないし

どこに住んでるかまではわからないよ。


でも そこに行けば噂ぐらいは聞けるんじゃないかな?

いい、暮らしをしているんだったら尚の事ねっ。



それに僕はそれよりも気になる事があるんだ

気になるだけで。
ただの考えすぎならいいのだけれどね?



《きになること?なんだよそれ。》

「きになることじゃと?」


そう


さっき言った名所を線で結んで行くと。


ホラ



ロクボウセイの形になるんだよ。

「本当じゃ。」

でもまー。
これがたんたる偶然なら
良いんだけどね。


もしかしたら
何か意味があるのかも知れないと思ってね。

術式でない事を僕は願うばかりだよ。


でももしかしたら 江戸城と何か関係あるのかもね。

っと
僕がわかるのはココまでさ!


「すまぬ。助かった、じゃー向かうとするかの?斗真」


《向かうってどこにだよ。》

「御霊がゆっとった場所にじゃよ。言わんでも分かるじゃろ普通」

《ばか。行く前に一旦帰るぞ 姉貴の調子も気になるし。》

「ばかとはなんじゃい!とわ言ったものの
たしかにほっとけんしの。仕方ない、帰るかの」




《で。そこの巫女様はなんの準備をしていらっしゃるのですか?》



あははは。やだなあ?

何をって
行く支度だよ
僕もここに居るの飽きちゃったしさー
ほら

猫は気ままな生き物だからにゃあ。




いやいや、御霊 いいのかよ
巫女様が神社を空けちゃって



いーんだよ
どうせ参拝者なんか来ないしね。

それに阿国ちゃんとも久々に逢いたいし。



そうそう。姉貴と御霊ってなんで知り合ったの?


それは、たしかーかれこれ何百。。。



「ばかものっ。
斗真は阿国の正体をしらんのじゃ!」

え?そうなの?危ない危ない




阿国ちゃんは昔よく参拝に来てくれていて
猫の姿をした僕を可愛がってくれてね。

それから段々と仲良くなっていったのさー?



それより早くいこーよっ。
阿国ちゃんの所まで。


だなっ。

じゃのっ


そうして
俺と 御霊 優姫は
姉貴の待つ家に向かうのだった

なにもしらずに