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Re: 過去 言うなれば孤独に咲く花 ( No.3 )
日時: 2015/01/27 21:45
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

弐章
義姉


斗真と優姫は
長い道を歩き。ようやく斗真の地元である
日暮里につくのであった。


《ふぅーやっと着いたー長かったー。》

「ここが、斗真の故郷なのか?」

《そーだよ。それより持っていてもらった荷物頂戴?》

「ぉお、すまぬすまぬ。ホレ」
しっかし何もないところじゃのー。
貧相にも程があると思うがの。。

《なーに、ボーッと突っ立ってんだよ、行くぞ》

「行くぞって何処にじゃ?」

《何処って。俺等の家だけど?飯食べるんだろう?》

「カァーッ」

《なに顔赤くしてんの?お前》

「待て、待つのじゃ!ご馳走て外食とかじゃないのか?
其れに俺等の、家って…まだ出会って間もないのに
そんな大胆な・・・ウチにも権限て言うものがだな・・・それにそれに」

《はぁ?お前さっきから何言ってんの?大丈夫かよ》
《あんま、笑わすなって》

「なにをって…俺等の家に行くと言ったであろう、
今この場に居るのは、ウチと斗真・・・と言うことは

ウチが斗真と、、、」


《え?・・・・・あ、ぁあ言ってなかったっけ?
俺いま姉貴と住んでるんだよ、
まあ義姉だけどさ、だから俺等って言ったの。
わりぃわりぃ誤解させちまって、
あははは》


「え、、、」

なにそれ、ウチが勝手に変に考えていただけなのか?
そしたら ウチはドンだけ馬鹿なんじゃ!
この馬鹿者馬鹿者っっ!

でもオナゴに恥をかかせた斗真にも非があるに決まっておる!

八つ当たりではない
ばつ
そうじゃ、罰じゃ!

「殴」

《ってえー!!なにすんだよてめぇ!
急に人様をなぐってんじゃねえ!》

「うっさいわい!これは八つ当たりじゃ!」

《八つ当たり?》

・・・・・






カァーッ









「殴」



《って!だから何なんだなよお前は!》


「ふんっ」

なに勝手に怒ってんのこいつ
アホだなアホ。。



《ここが俺の家だ、まー入れよ!》

「なんじゃ、寂れた家じゃのう」

《おい。心の声が漏れてるぞ》

「っは!!」

「殴」

《っく。だから人をなぐ。。。》

《あらあら。お客様かしら?》

《お、姉貴。こいつに飯くわせるから!》

「あ、どうも。。豊臣 優姫、、じゃ」
《お前なに緊張してんだよ?ばーか》
「うるさぃわい!ぼけ、ばか」

《ふぅーん。。。豊臣、……ねっ》

《あ 姉貴?》

「・・・・・」

《あら。ボーッとしてたは。ほんにごめん。》

《ウチの名前は 社 阿国と言いはりますー。
以後よろしゅーね。優姫ちゃん?》

「・・・阿国じゃと?」

《姉貴は血は繋がってないんだけど。
俺が小さい時からよく面倒を見てくれてる
いい、姉貴なんだ。》

《姉貴。優姫。今日は上野の、おばさんから食材を貰ったから
野菜雑炊にするな!》

《斗真 毎日おおきになー。》

「斗真 かたじけない。」

《で。優姫ちゃん?。。いや、豊臣の末裔が
ウチらになんの用なんやろか?》

「そっちこそ。阿国などとあいも変わらず名乗って
、斗真に何をさせようとしとるのじゃ?」

《あらあら、やだわぁ。
なにを言いよるんかと思うたら、そないな事?
それはまぁ。。優姫ちゃん?
優姫に、話す必要はないと思うんやわ
かんにんしてな?》

「ウチは、ただ道中世話になっただけで、
なんの縁もない。ただそれだけの関係じゃ」

そぅ。。ただそれだけ


《そかぁ?
それなら食事を終わらしたら、早々にどっかいってくれるんやろうか?
豊臣の末裔、、いや哀れな末裔の優姫ちゃん?》


「当たり前じゃ。
そんなの頼まれんでもいくにきまっておろう!」

ウチが
ウチ1人で成し遂げる
ただ、それだけじゃ
分かっておる
そんなの言われんでも分かっておる