コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 過去 言うなれば孤独に咲く花 ( No.5 )
- 日時: 2015/01/28 22:13
- 名前: せいや (ID: iT5/uwFU)
四章
背水の陣
長い道程を走り
斗真と優姫は当初の目的である
旧江戸城跡につくのであった。
《優姫。ここが来たがってた江戸城だぞっ》
「な。なんじゃこれ。人がおらんではないか。」
徳川はいったいどうなったと言うのじゃ。。
《なぁ?言ったろ、何もないって》
そんなショックに、なるものなのか?
珍しいやつだな。
「そんな。。そんな。。うちはこれからどうすれば
いいと言うのじゃ」
せっかくの手掛かりも。。
ここになら、
鍵は必ずあると思ったのに、
また振り出しに戻ったと言うのか。。
いやそもそも 一歩も進めておらなんだか。。
《優姫、中もみてくか?》
「いや。。いい。平気じゃ」
んだよ。せっかく来たんだから見てけば良いのに。。
《じゃー、帰るか?なんも無いんじゃ居ても意味ないだろう?》
「そう。。じゃな。。」
情報を、集めるにしろ何にしろ
とりあえずは ここに居ても仕方ないしの。。
『あひゃ。ひゃひゃひゃ。』
《な。なんだ?こいつ キミガワルイ》
『ゆーきーちゃーん、みーつけたあー。』
『やっぱり、ここにきたーだ?くるとオモテたけどね?』
《ぉい、こいつなんか、やべぇよ?優姫の友達か?
それならもっと、考えた方がいいぞ。本当に》
こいつ、きもちわりぃ
薬でもやってんのか?
「なにを、ゆうか。こいつなんか
友達のわけあるか。」
「こいつは、こいつの名は柳生 閻鬼…」
「なぜ、お主がここにおるのじゃ?」
《やぎゅう、、えんき?、、》
柳生て、あの、柳生?
でも、あの一族は歴史ではもう
存在していないんじゃ。。
いやしていたのかもしれない
俺。。そう真田も、今に至っているんだから
今も、居るんだから
『なんでって?あひゃ。そんな事はわあー!!』
『ヤリニキタニキマッテンダローガ。ばーかばーか』
『あひゃ。さあ、早くこの刀に血を吸わせてやってくれよ
優姫ちゃん』
『早くしないと。。いじめちゃうよ?』
《お、、おい。これまずいんじゃないのか?
アレ、あの刀、本物なんだろ?
俺なんか武術は少しはやってるけど
流石に素手じゃ圧倒的不利だぞ?まじで》
「た、たしかに今のウチ等は
アイツに勝てる妙案はおろか
愚策すらない、、とりあえずは逃げるのが先決じゃな。
」
俺と優姫は後ろに居る馬に走り駆けた
《と。。とりあえず逃げるぞ!》
『あらーらいけないんだ。敵に背を向けたら
待つのは死だって習わなかったかな?だめなんだー
君、逝っちゃうよー』
『間合一閃 静刺』
『チンっ』
あーでも、あの、男敵だったのかな?
なんか斬る相手間違わなかったかな
俺ー
まーいーか。久々に人 切れたし
あーたまんねー。久々すぎて少し漏らしちゃったじゃねーか。
あー、また隠れん坊再開かー
ゆーきーちゃーん、もーいーかい?
あひゃ。
「斗真どうした?顔色がわるいぞ?」
《だ。だいじょ、、うぶだ
とりあえず家に帰るぞ、》
「で、、でも、血がたれておるではないか!
そんな悠長なこと言ってる訳にはいかんじゃろ?」
《悠長なこと言ってるのは、お前だ優姫…
手当てするにしろ。周りには何もない
それよりかいち早く帰る方が先決だ。
ここには何もない、医学も科学も保つのを許されていない
もつ、もてる資源がここにはない。。
育まれないんだ。。》
「そんな。。どうして、そんな。。」
《まーきにするな。俺は平気だ。
が、、流石にきつ、、いな。あはは》
「あははじゃなかろう、
気を確かに持て、ウチをしっかり押さえると意識をしろ
頼むから。。。死ぬな。。」